95歳クリント・イーストウッド監督、新作映画を準備中 引退は「当分ない」

先月31日に95歳の誕生日を迎えたクリント・イーストウッドが、映画監督として現役続行の姿勢を見せた。現在、新作映画の準備に入っているとオーストリアのメディア「Kurier」に明かした。
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ニコラス・ホルト主演の法廷スリラー『陪審員2番』(2024/U-NEXTで独占配信中)が引退作ともささやかれていたイーストウッド監督だが、早くも新作映画のプリプロダクションに突入していると告白。ファンが引退を心配する必要は「当分ない」と明言した。
年齢を重ねても創作意欲が絶えないイーストウッド監督。「ある年齢になると感覚を失う監督もいるが、私はそうじゃない」とも語り、「何かを学べる限り、あるいは完全にボケてしまうまでは、仕事を続けるつもりだ」と意気込んでいる。
1971年公開の『恐怖のメロディ』で映画監督デビューを果たしたイーストウッド監督は、半世紀にわたり映画を撮り続けてきた。リメイクや続編、既存IPの映画で埋め尽くされた昨今の映画業界について尋ねられると、「『カサブランカ』のような映画を、スタジオ敷地内の小さなバンガローで脚本家たちが書いていた、あの古き良き時代が恋しい」と新しいアイデアで満ち溢れていた時代を懐古し、「私も過去に続編を3度撮ったことがあるが、もう長い間興味がない。“新しいことをやるか、家にいろ”なんだ」と今後もオリジナル作品にこだわる姿勢を見せた。(編集部・倉本拓弥)


