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『28年後...』進化した感染者は『ジュラシック・パーク』参考 ナメクジのような四つ這い型も登場へ

パンデミックから28年…ガリガリになった感染者 - 映画『28年後…』より
パンデミックから28年…ガリガリになった感染者 - 映画『28年後…』より

 人間を凶暴化させる“レイジウイルス”が蔓延したパンデミックから“28年後”の世界を描く、ダニー・ボイル監督のサバイバル・スリラー『28年後…』(6月20日全国公開)には、生き残った人間たちに襲いかかる恐ろしき感染者たちが登場する。ボイル監督は、感染拡大から28年後の感染者を描くにあたり、スティーヴン・スピルバーグ監督の映画『ジュラシック・パーク』を参考にしたと語っている。

【動画】ヤバすぎ感染者が登場!『28年後…』予告編

 『ジュラシック・パーク』を参考にしたボイル監督は「(ウイルスに感染した人間は)どんなに醜く忌まわしく、あるいは美しくとも、進化は止まらない」とコメント。身体が朽ち果てたガリガリの感染者や這いつくばって動く感染者が、生存者たちの前に立ちはだかる。

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 中でも最も不気味でおぞましい見た目をしているのが、予告編にも登場する、ナメクジのように四つ這いで動く感染者。『28日後…』『28週後…』のような全速力で追いかけている感染者とは違い、小太りで動きが鈍い。この感染者を演出したジョン・ノーラン(特殊メイク効果スーパーバイザー)は、「腹側は日光が当たらないので常に濡れていて、ほとんどナメクジのようです。『28日後...』の感染者が高速で走り回るのとは対照的で、立ち上がることも転がることもできません。他の感染者が残したものなら何でも食べるので歯はひどい状態で、残飯を吸い取るようにすすります。かなりグロいですよ」とその不気味さを自信たっぷりに語っている。

『28年後…』メインビジュアル

 また、メイクアップ・スーパーバイザーのフローラ・ムーディも「心臓から胸全体へ広がるレイジウイルスの視覚的表現を考案しました。質感や形、色を多様に試し、最終的に緑がかった白を採用しました。胸部の色を見れば、彼らが感染者であり、しかも裸だとすぐわかります」とこだわり抜いた感染者のデザインについて証言している。

 『28年後…』では、ボイル監督と『28日後...』の脚本家アレックス・ガーランドの再タッグが実現。『28日後...』で主人公のジムを演じたキリアン・マーフィーがエグゼクティブ・プロデューサーとして参加している。メインキャストには、アーロン・テイラー=ジョンソンジョディ・カマーレイフ・ファインズらが名を連ねる。(編集部・倉本拓弥)

【人間が、人間ではなくなる。】映画『28年後...』日本版予告 6月20日(金)全国の映画館で公開 <予告4> » 動画の詳細
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