「行方不明展」スタッフが再結集「恐怖心展」7月18日から開催決定

　来場者10万人を記録した「行方不明展」のスタッフが手掛ける新たな展覧会「恐怖心展」が7月18日から8月31日まで、東京・渋谷のBEAMギャラリーで開催されることが決定した。

　「恐怖心展」は、あるもの・ことに対して、その人が生理的に感じる恐れや不安＝「恐怖心」に関する展覧会。東京・名古屋で約10万人が来場した展覧会「行方不明展」を手がけたホラー作家・梨と、株式会社闇、ドラマ「イシナガキクエを探しています」「飯沼一家に謝罪します」などで知られるテレビ東京プロデューサー・大森時生が再び結集する。

　命の危険や苦痛を伴うものだけでなく、一見すると恐怖の対象とは思えないものに生じ、時に説明のつかない不合理さを伴う恐怖心。「恐怖心展」では「先端」「閉所」「視線」といった、様々なものに対して抱く「恐怖心」をテーマに展示を行う。

梨コメント
「恐らく人間は、何かの片手間に怖がる、ということはできません」
「例えば、笑いながら泣くことはあるでしょうが、そういう喜怒哀楽に対して、恐怖は独立しています」
─「お前の死因にとびきりの恐怖を」（イースト・プレス）

頓花聖太郎（株式会社闇）コメント
恐怖というテーマと向き合い続けて、はや10年になります。
この間に分かったのは、恐怖の本質はその対象そのものよりも、
それを感じ取る私たち自身の「心」の中にある、ということでした。
人は何を恐れるのか。その恐れをどのように感じるのか。
そこには個人個人の生き方や経験が深く刻まれています。
今回の「恐怖心展」では、無数の「恐怖心」を物語にし、展示というかたちで再現しました。
その多様な心のありようを追体験することが、
この10年の問いの、ひとつの答えになると考えています。

大森時生（株式会社テレビ東京）コメント
恐怖心に向き合うことは、自分と向き合うことです。

「恐怖心展」開催期間：7月18日（金）～8月31日（日）
会場：BEAMギャラリー／開催時間：11:00～20:00／料金：2,300円（税込）※小学生以上有料