衝撃の実話『ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師』日本上陸

第二次世界大戦下のドイツで、牧師とスパイの2つの顔を持ち暗躍した実在の人物を描く映画『Bonhoeffer: Pastor. Spy. Assassin.(原題)』が、『ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師』の邦題で11月7日より日本公開されることが決まった。併せてポスターも公開された。
【画像】怖過ぎ…殺人鬼役のヨナス・ダスラー『屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ』場面カット
本作は、ナチスと命がけで戦い続けた実在のドイツ人牧師ディートリヒ・ボンヘッファーの半生をひもとく物語。家族思いの青年で、「20世紀を代表するキリスト教神学者の一人」とも呼ばれる平和を願う聖職者であった彼が、いかにしてスパイ活動に関わっていったのかが明かされる。ナチス台頭期のドイツでヒトラーを崇拝する聖職者が現れる中、危機感を抱いたボンヘッファーは「教会は聖域であり、権力の場ではない」と反発し、ヒトラーを人類の脅威と見なす。ドイツ教会を守るためスパイとなった彼は、ユダヤ人虐殺を行うナチス政権を崩壊させるべく「ヒトラー暗殺計画」に加担。しかし、信仰と信念を貫き、命をかけて闘う彼を究極の運命が待ち受けていた。
監督・脚本・製作を務めるのは、『ハドソン川の奇跡』など実話を得意とするシナリオライターのトッド・コマーキニ。人間ドラマに定評のあるコマーキニが、ドイツでは誰もが知る歴史上の人物で、現在も人々の思想に大きな影響を与え続けるボンヘッファーの、39年間の短くも濃密な生涯を描き出す。ボンヘッファーを演じるのは、『屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ』で主人公の連続殺人犯を演じた、舞台演劇出身のドイツ人俳優ヨナス・ダスラー。共演は、『イングロリアス・バスターズ』『名もなき生涯』のアウグスト・ディールや『エイリアン:ロムルス』のデヴィッド・ジョンソンなどが務める。(加賀美光希)


