『プレデター:バッドランド』ゼノモーフの“中の人”が出演していた

映画『プレデター:バッドランド』(全国公開中)には、プレデターと対をなす『エイリアン』シリーズの代名詞・ゼノモーフを演じたキャメロン・ブラウンが出演している。メガホンを取ったダン・トラクテンバーグ監督が、キャメロンに関する裏話を Entertainment Weekly に明かした。
【画像】二大モンスターが激突した『エイリアンVS. プレデター』
シリーズで初めてプレデターを主人公に据えた本作には、若きプレデター・デクと行動を共にする相棒として上半身だけの女性アンドロイド・ティア([エル・ファニング)が登場する。彼女は、『エイリアン』シリーズに登場する悪名高き企業ウェイランド・ユタニ社が製造した“シンセ”と呼ばれる調査員で、『プレデター』『エイリアン』両シリーズを結ぶ存在として注目されてきた。
『エイリアン』に関するイースターエッグは他にも登場しており、その一つが今年ディズニープラスのスターで配信されたドラマ「エイリアン:アース」で、ゼノモーフのスタントパフォーマーを務めたキャメロンの出演だ。彼は、ティアと同じユタニ社のアンドロイド「ドローン・シンセ」役で登場している。
トラクテンバーグ監督によると、もともとキャメロンの起用は『エイリアン』とのつながりを色濃くするためではなかったといい、彼が「エイリアン:アース」に出演したことで自然とリンクが生まれたのだという。
「キャム(=キャメロン)が『エイリアン:アース』の現場からやって来たなんて、私たちは全く知らなかった。彼の撮影初日を想像してみてほしい。全てが極秘情報で、『エイリアン:アース』の撮影現場から別の映画に合流して、しかもそれが『プレデター』の新作だとわかっていながら、撮影現場に来る衣装にはウェイランド・ユタニって書いてある。彼はきっと『一体何が起きているんだ?』って思ったはずさ」
トラクテンバーグ監督は他にも、新作映画『エイリアン:ロムルス』や自身が手がけた『プレデター:ザ・プレイ』にまつわるオマージュや小ネタを仕込んだとも語っている。イースターエッグの具体的な個数は明言しておらず、「ネット上で発見してくれるのを待つのも楽しい」とコアなファンたちに委ねている。(編集部・倉本拓弥)


