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【ネタバレ】『28年後…』続編、“悪の本質”を描く物語に 謎の人物が再登場へ

『28年後…』に登場するガリガリの感染者
『28年後…』に登場するガリガリの感染者

 映画『28年後…』(全国公開中)のダニー・ボイル監督が、すでに撮影が終了している続編『28年後…:ザ・ボーン・テンプル(原題) / 28 Years Later: The Bone Temple』(2026年1月16日全米公開)に関するヒントを、オフィシャルインタビューで語っている。(以下、『28年後…』のネタバレを含みます)

【動画】不気味すぎる感染者たち…『28年後…』本予告編

 『28年後…』は、人間を凶暴化させるウイルスが蔓延してから28年が経ったイギリスを舞台に、隔離された孤島で暮らす生存者たちの姿を描いた人気サバイバル・ホラーの新章。3部作を想定して製作されており、第2章『ザ・ボーン・テンプル(原題)』では、シリーズの原点『28日後…』(2002)で主演を務めたキリアン・マーフィが復帰する予定だ。

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 『28年後…』のラストシーンでは、続編につながる重要な展開が描かれた。孤島を離れ、サバイバル生活を送る少年スパイク(アルフィー・ウィリアムズ)は、ド派手なジャージを着た生存者集団に遭遇する。彼らを束ねる謎の男ジミー・クリスタル(ジャック・オコンネル)は、映画の冒頭で「テレタビーズ」(イギリスの幼児向け人気番組)を観ていた少年の成長した姿で、「信条を持て」という父の最期の言葉を貫き、テレタビーズのように色分けされ、パワーレンジャーのように感染者をアクロバティックに仕留める軍団を結成していた。

 本作では、「テレタビーズ」「パワーレンジャー」など子ども向けコンテンツが意外な形で物語とリンクしている。ボイル監督は、「子ども向けのおもちゃやキャラクターを用いると、ピュアな純真さが生まれます。それはホラー映画にとって非常に価値のある要素です。純真さと恐怖の強烈な対比が、私たちにとって素晴らしい効果を生むのです」とその意図を説明し、「そして子どもの純真さは物語のラストでまったく別の形に生まれ変わります」と続けた。

 脚本を執筆したアレックス・ガーランドは「家族という概念を多面的に描いた作品」と本作を表現している。ボイル監督は「マルチカラーのジャージを着た集団もその一つの“家族”です」とガーランドの言葉に同調し、「そして彼らは2作目にも登場します」とジミーとその仲間たちの再登場を明言した。

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 また、アレックスとは『ザ・ボーン・テンプル(原題)』について「悪の本質を描く物語」と話しているとボイル監督。「これ(悪の本質)は、パワーレンジャーやテレタビーズといった純真さから最も遠いところにあります。ホラー映画には、そうした対比的な要素を入れたいと思っています。神聖な子どもの記憶を冒涜し、かき混ぜるーーそれがホラー映画に求められるものだからです。このシリーズは、ある意味メタ的なレベルでそれを大きく実現しています」。ジミーは、『28年後…』におけるケルソン(レイフ・ファインズ)のように重要な役割を担うといい、スパイクの協力者となるのか、もしくは敵として対峙するのか。続報が待たれる。(編集部・倉本拓弥)

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