「べらぼう」花魁・誰袖のすっぴんに見とれる意知が可愛すぎる！
大河ドラマ「べらぼう～蔦重栄華乃夢噺～」（毎週日曜NHK総合よる8時～ほか）の29日放送・第25回では、これまで田沼意知（宮沢氷魚）に一方通行と思われていた花魁・誰袖（福原遥）の恋が急展開を迎え、とりわけ意知が誰袖に目を奪われるとあるシーンが注目を浴びた。
第25回「灰の雨降る日本橋」では、浅間山の大噴火が起こり、日本橋の店を守りたい蔦重（横浜流星）は、通油町で懸命に灰除去のために奔走。てい（橋本愛）に共に店を一緒に守って欲しいと協力をこう。
一方、意知も対応に追われるなか、女郎のわかなみ（玉田志織）が意知を誘惑する姿を目にした誰袖は頭に血が上ったのか、「その方はわっちの色でありんす！」とけん制。するとわかなみは売り言葉に買い言葉といったばかりに「ずいぶんと必死で……もしや色と思っているのは花魁だけでは？」と挑発し、誰袖は二階から飛び降りると「この盗人女郎が！」と取っ組み合いのけんかを開始。意知が止めようとするもまったく収まらず、SNSでは「わぁ女同士のバトルかよ」「武闘派花魁」「2階から花魁」「飛び降りた、すごっ」などあっけにとられる声が続いた。
我を忘れ、意知に恥ずかしい姿を見せた誰袖だが、その直後意外な展開に。髪を下ろし、すっぴん状態の姿で恥ずかしそうに姿を見せた誰袖に、意知はハッとした表情で「ドキッとしたね意知」「オフの花魁姿見てドキドキしてる意知さん」「わかりやすくどきっとしてる意知、可愛すぎない？」「誰袖のすっぴんにトゥンクきてるね」とツッコミが続々。「もうすぐ一年と半年になりんす」「あの女の言う通り、色だ色だと言っているのはわっちだけ…」と不安げな誰袖に、身請けの責は必ず果たすと約束する意知。
のちの場面では、意知が誰袖への思いを詠んだ狂歌「袖に寄する恋」を記した扇を贈る場面があり、誰袖に膝枕するロマンチックなシチュエーションに。意知は一年半もの間、誰袖と男女の関係を持とうとしない理由に触れ「そなたと添わぬのは間者働きをさせることがよりつらくなるからだ。好いた女に何をさせておるのだと私は、己を責めるよりほかなくなる。いっそ蝦夷などやめればと思うようになるかもしれぬ。しかし、蝦夷は蝦夷でやり遂げねばならぬ私なりの思いがある。私の弱さを許してくれるとありがたい」と葛藤を告白。誰袖の前で初めて「男」としての顔を見せる意知、そんな彼と心を通わせた誰袖の甘美なひとときが視聴者を魅了していた。（石川友里恵）
