映画『仮面ライダーガヴ』世界、カリエス変身ポーズを自ら提案！杉原監督が絶賛する仮面ライダー愛

　映画『仮面ライダーガヴ　お菓子の家の侵略者』（全国公開中）を手がけた杉原輝昭監督がリモートインタビューに応じ、本作にゲスト出演している世界（FANTASTICS）の魅力を語った。

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　「仮面ライダーガヴ」は、異世界からやってきた主人公・ショウマ（知念英和）が、お菓子がモチーフの仮面ライダーガヴに変身し、幸せな人間をさらおうとするモンスター“グラニュート”と戦いを繰り広げる作品。劇場版では、ショウマがとあるきっかけで闇菓子が存在しない異世界へと迷い込み、冒険するさまが描かれる。

　世界が演じるのは、謎の種族「ミューター」のキング・カリエス。自らを「すべてを蝕み、滅ぼす者」と称し、さまざまな世界を滅亡させてきた。劇中では、未知のガヴとゴチゾウを使い、仮面ライダーカリエスに変身する。

　世界といえば、無類の仮面ライダー好きで知られており、杉原監督も「世界くんはすごく仮面ライダーのことを好きでいてくれて、カリエスを演じるにあたり、自分の中でやりたいことがたくさんあったと思います」と初タッグを振り返る。

　クランクインはカリエスの変身シーンだったといい、撮影現場では、世界がさまざまな変身ポーズを提案していたという。「カリエスの変身ポーズは、ショウマの逆みたいな雰囲気になっています。真逆の感じにしたいというのは、世界くんからのアイデアです。藤田（慧）アクション監督と、仮面ライダーカリエスのスーツアクターを担当した高田（将司）くんの4人で、わちゃわちゃしながらポーズを考えました」

　劇中では、カリエスが仮面ライダーガヴらを相手にした生身のアクションも用意されている。杉原監督は「僕から藤田アクション監督に、生身でガヴたちを相手にして戦うシーンがほしいとお願いをして、世界くんには撮影当日に『こういう動きでやってください』とお伝えしたのですが、短時間で手を覚えてくれて、キレのあるアクションをこなしてくれました。『何者だ、この人は!?』と驚きました」と世界のアクションスキルに舌を巻く。

　アフレコに立ち会った際も「声がすごくいいんです！　アフレコも上手で、実際にカリエスが存在していると思わされました」と世界の才能に驚かされたという杉原監督。「初日から気さくに話しかけてくれて、役についての話し合いも『何でもやります！』とノリノリで、とてもやりやすかったです」と笑顔で語っていた。（取材・文：編集部・倉本拓弥）