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リドリー・スコット『ターミネーター3』30億円監督オファー断る「誇りに思う」

リドリー・スコット監督
リドリー・スコット監督 - Axelle / Bauer-Griffin / FilmMagic / Getty Images

 映画『エイリアン』『ブレードランナー』などの名匠リドリー・スコット監督が、『ターミネーター3』(2003)の依頼を断っていたと英ガーディアン紙のインタビュー内で明かしている。

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 『ターミネーター3』の依頼を断っていたのは本当なのかと聞かれたスコット監督は「あれは誇りに思っている。2,000万ドル(約30億円・1ドル150円計算)のオファーを断ったんだからね。私は買収なんてされないよ。誰かに言われたんだ『アーニー(アーノルド・シュワルツェネッガー)がいくらもらってるか聞いてみろ』ってね。そこで『言ってみるか』って思った」と返答。

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 アーノルドと同じ額を提示したところ、スタジオの答えは「OK」だったというスコット監督。しかし「結局はできなかった。自分のやる作品じゃない。ボンド映画をやるようなものだ。ボンド映画に求められるのは楽しさとケレン味だ。『ターミネーター』は完全にコミック的な映画だ。自分ならリアルなものにしようとするだろう。だからこそ、誰もボンド映画をオファーしてこないんだ。私ならぶっ壊しかねないからね」と明かしている。

 またスコット監督は、同じインタビュー内で、『グラディエーター』と『エイリアン』の新作についても言及。『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』に続く3作目については「今まさに進行中だ」と明言。また、『エイリアン』については、約2か月前にScreenrant.comのインタビューでは「十分やった」と心境を明かしていたが、第3弾となる前日譚映画の可能性について「そうだな。アイデアがあればやるよ」と語っている。(編集部・入倉功一)

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