『チェンソーマン レゼ篇』興収50億を狙える好発進!戸谷菊之介&上田麗奈、原作者からの称賛コメントに感激

声優の戸谷菊之介と上田麗奈が20日、TOHOシネマズ日比谷で行われた映画『チェンソーマン レゼ篇』の公開記念舞台あいさつに出席。大ヒットスタートを喜ぶとともに、原作者である藤本タツキからの称賛コメントに感激した。イベントには、楠木ともり、坂田将吾、内田夕夜、内田真礼、高橋花林も参加した。
本作は、「ルックバック」などの藤本タツキの同名コミックをテレビシリーズ化した作品の劇場版。悪魔の心臓を手に入れ、チェンソーマンとなった少年・デンジが、マキマとのデートの帰り道に雨宿りをしていたとき、カフェで働く少女・レゼと出会う……。
昨日から公開された本作は、初日に観客動員数27万2,000人、興行収入4億2,000万円を突破し、最終興収50億円を狙える大ヒットスタートを切ったことが配給の東宝から発表された。主人公・デンジの声を務めた戸谷は「ありがたいですね」と破顔すると、「反響もすごくて、ハッシュタグでつぶやいてくださっている皆さんの投稿も観ています」と興奮気味に語る。
劇場版のメインとなるレゼを演じた上田も「原作を読んでいた時から花火やプールのシーンはすごく楽しみだったので、実際に映像を観た時は感動しました」と映画ならではの迫力に心動かされたといい、「それ以外のなんてことはない、例えばレゼがただ歩いているようなシーンでも、映画になりドラマとしての“間”が生まれたことで、より印象に残る作品になっていると思います」と強調した。
また上田が劇中でレゼとボム(爆弾の悪魔)を演じていることが解禁されたが、「レゼに関しては、デンジがマキマさん、レゼのどちらを好きなのかを迷うような存在にならなければいけないくらい魅力的な女の子として演じる必要がありました。一方でボムはデンジをドキドキさせる必要がないので、引き算の演技。心を奪うレゼとは違い、心臓を奪うという目的に集中力を切り替えました」と役へのアプローチ方法を語る。
さらに上田は「でもわたしのなかでは、レゼでもボムでもない、もう一人の“彼女”という存在があることを心掛けたんです」と語ると、「そういった観点でレゼを見ていただければ」とヒントを与えていた。
イベント中盤には、原作者の藤本タツキから、映画を観た感想が寄せられた。司会者が「見たあとにレゼちゃんのことを考えて眠れなくなりました。すげえ良かったです。ビームくんも漫画の2倍くらい頑張っていたので、もっと丁寧に扱えばよかったです。映画を作ってくれた皆さん、関係者の皆さん、見てくれた皆さん、ありがとうございました」と代読すると、戸谷は「めちゃくちゃうれしいです」と顔をくしゃくしゃにし、「先生が喜んでくださっているのが何よりです。そしてこのイラスト! (レゼが)制服を着ているということは、学校に行けている」と絶叫。
上田も「このイラスト、すごくうれしい。頬が赤らんでいないレゼです。わざと赤らめさせずに描いてくださったと思うと、よりグッときます」と感無量な表情を浮かべていた。(磯部正和)
映画『チェンソーマン レゼ篇』は公開中


