令和版「キャッツ・アイ」声優陣が語る決定の瞬間「いろんな波が押し寄せてきました」

ディズニープラスのスターで配信される、北条司の人気漫画をアニメ化した完全新作「キャッツ・アイ」(初回配信9月26日)の配信直前1話・2話試写イベントが17日、都内で行われ、ボイスキャストを務める、声優の小松未可子(瞳役)、小清水亜美(泪役)、花守ゆみり(愛役)、佐藤拓也(内海俊夫役)が出席し、本作への思いを語った。この日は、お笑い芸人の3時のヒロインも三姉妹にふんして登壇した。
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「キャッツ・アイ」は、1981年から1984年まで「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載された北条の人気漫画。喫茶店を営みながら怪盗キャッツアイとして活動する三姉妹の瞳(ひとみ)、泪(るい)、愛(あい)の華麗なアクションや刑事・内海俊夫とのスリリングな恋を描く。
小松はオーディションを経て本作のキャストに決まった時のことを「嬉しさと……嬉しさと……そして不安と不安が……いろんな波が押し寄せてきました」と語り、「リアルタイムで見た人は多いと思いますが、私の中にも、これまであるイメージがあって、前任の方たちへのリスペクトを持ってオーディションに臨んだんですけど、それを一旦、白紙に戻してくださいと、自分の持ってきたプランを白紙に戻さないといけないことがありまして。全然手応えがなくて自信もなかったので、決まった時は驚きました」と振り返る。
一方で、アフレコについて「現場に行くとチームワークも良くて、いいあんばいでうまくいきました。私の中にあるイメージを残しつつ、後は新しく作らせてもらいました」と述べ、仕上がった新しい「キャッツ・アイ」に「オープニングから格好いいんです。曲もパワーを持っていて、新しいオープニングテーマ『MAGIC』もかっこよくて、令和だからこそできる作品に仕上がった。初めて見る方にも楽しんでいただけると思います」と胸を張る。
小清水は、「嬉しさがありながらもそれ以上のプレッシャーがありました。決まった後はとりあえず一回頭をリセットするために寝ようと思って、一旦就寝しました。それくらい動揺しました」と笑顔で声優決定の瞬間を振り返る。また、花守は両親が本作のファンだったといい、「お母さんとお父さんに即、連絡しました。愛ちゃん(役)でしょって言われて。『CAT'S EYE』の歌を歌ってもらえました。出演が決まったことを両親に一番喜んでもらえた作品だと思います。お母さんありがとう!」と笑顔で話す。
花守はまた、「愛ちゃんの発明も、令和の時代を反映して、新しい展開になっています。北条先生が描かれているテンポ、色気を令和版にも落とし込もうと思っていたので、あの時代のファンの人に帰ってきたと思ってもらえる、また令和の人にも何この作品と思ってもらえるような作品にしたいと思い頑張りました」と、こだわりを明かした。
内海役の佐藤は、再放送でアニメを見ていた世代だと明かし「記念受験のような形でオーディションを受けたんですけど、大人の物語と思っていたこの作品の登場人物の年齢を僕自身が越えていたことに気がついたんです」と回顧。「前任の方からエッセンスをもらいつつ、今の僕ができる俊夫像を演じさせてもらいました」と明かしていた。
イベント中には、主題歌を担当したAdoからファンへのメッセージが紹介されたほか、北条からそれぞれのキャストに名前入りの直筆イラスト色紙のプレゼントも行われ、4人とも感激の表情を見せていた。(取材・文:名鹿祥史)
「キャッツ・アイ」は9月26日よりディズニープラスのスターで独占配信
前編(第1話~6話):9月26日(金)~10月31日(金)
後編(第7話~12話):12月26日(金)~2026年1月30日(金)


