「25時、赤坂で」新原泰佑、夏生大湖から1時間半の長電話

10月1日より放送スタートとなるテレビ東京系のドラマ「25時、赤坂で Season2」(毎週水曜深夜1時~1時30分放送)の記者会見が2日、都内で行われ、ダブル主演を務める駒木根葵汰と新原泰佑のほか宇佐卓真、南雲奨馬、夏生大湖らメインキャストが登壇し、撮影の裏側を語った。
on BLUE で連載中の夏野寛子による同名漫画を原作とする本作は、昨年4月期に実写ドラマ化されたSeason1の続編。芸能界を舞台に、俳優同士が繰り広げる紡ぐ甘く切ないラブストーリーで、紆余曲折のすえ恋人になった羽山麻水(駒木根)と白崎由岐(新原)のその後が描かれる。
新原演じる白崎は無名の新人俳優だったが、羽山との共演作「昼のゆめ」をきっかけに俳優としての知名度がアップし、人気俳優に。その白崎にある想いを抱えているのが、舞台「雨と懺悔」のオーディションに参加している若手俳優の黒木蛍太(夏生大湖)。新原は、夏生について「前作より体が大きくなった。筋肉質になっていた」と容姿の変貌を指摘。夏生は「今トレーニングをやってて」と体づくりに力を入れていることを明かすなど、ストイックに役づくりを行っていたことを明かす。また夏生は「新原くんと一緒にお芝居をしていると、新原くんが僕の心の奥底をしっかり掴んでくる感じがありました。肩に力が入るとかではなくて、すごく自然体で、ナチュラルにやれるんですけど、何かが引っ張り出されている気になる。それが気持ちよかった」と撮影を振り返る。
新原も「熱いんですよ」と夏生の性格を紹介し、「次の日、朝から撮影なのに(夏生が)電話をかけてきたりするんです。25時くらいかな……。ちょっと明日のシーンのことで話したいからって。そこから捕まること1時間半です(笑)。電話でいろいろ話すんですけど、夏生自体がとても熱い人間で、(演じる)黒木について『心の中に愛があって』とか熱く話してくるんです。そういうことを通じて生まれた二人の信頼関係もあって、それが二人の演技に生かされていると思います」と話す。夏生は「その節はすみません」と照れ笑いを浮かべて謝りつつ、「僕の気持ちを整理してくださるので、頼らざるを得なくて、お兄ちゃんにちょっと頼ろうかなって感じでした」と電話の理由を明かす。
その夏生は、羽山と同期の俳優・佐久間はじめ(宇佐卓真)の後輩・山瀬一真役の南雲についても触れ、「奨馬はこの作品が初めましてだったんですけど、会う前はすごいしっかりした方だろうという先入観があったんです。それが会ってみると、すごく天然で……そのギャップがすごくいいなと思いました」と南雲の意外な一面を明かす。宇佐はすぐに反応し、「(天然だと)そう思うじゃん。実はそこから一周するんだよ。意外とすごいやつなんだよこいつは」と笑わせる。
駒木根も「誰が一番しっかりしているかって聞かれたら僕も奨馬を選ぶと思う。会った時はなんでこんなに天然で、純粋無垢な感じなんだろうと思っていたけど、しっかりとお芝居の話とかすると、めちゃくちゃ真面目に演技を分析したりして、僕以上に大人だし、学ばないといけないって思った」と宇佐に同調。南雲が「いいんですか、そんなに褒めていただいて」と申し訳なさそうに頭を掻くなど、会見では5人のチームワークの良さが伺える一幕が随所に見られた。(取材・文:名鹿祥史)


