武豊、日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」にゲスト出演 現役騎手が登場

“競馬界のレジェンド”武豊騎手が、妻夫木聡が主演を務める、10月期のTBS系・日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」(10月12日よる9時~※初回15分拡大)の第1話に、スペシャルゲストとして本人役で出演することが明らかになった。そのほかにも、現役騎手の丸田恭介、菅原隆一、今村聖奈も出演することが決定した。
本作は、山本周五郎賞やJRA賞馬事文化賞を受賞した、早見和真の同名小説が原作。競馬の世界を舞台に、ひたすら夢を追い続けた熱き大人たちが、家族や仲間たちとの絆で奇跡を起こしていく、人間と競走馬の20年にわたる物語。主人公・栗須栄治を妻夫木が演じるほか、佐藤浩市、目黒蓮、松本若菜、沢村一樹、黒木瞳、小泉孝太郎、安藤政信、高杉真宙、津田健次郎、吉沢悠らが出演する。
JRAの全面協力による、実際の競馬場で撮影された迫真の映像も見どころ。そんな本作に、数々の記録を打ち立て、JRA騎手としては2人目となる黄綬褒章を受章。現在も4,607勝と、記録を更新し続けているレジェンド・武豊が本人役で出演。撮影を終えた武は「競馬関係者の方々が同じ方向の目標に向かっているというところをぜひ見ていただけたらと思っています」とコメントしている。
そのほかにも現役騎手が第1話に出演。丸田は、2007年デビュー、現在19年目の騎手。2022年に高松宮記念(GI)を制し、デビューから16年目にして悲願のGI初勝利を挙げた。撮影後に丸田は、「私たちジョッキーは馬に助けられて仕事をしているので、このドラマを1人でも多くの方に見ていただき、楽しんでいただけたらなと思います」と語った。
また、騎手歴16年目の菅原は子役出身で、幼少時には数多くのドラマ・映画に出演。撮影後に「ドラマの題材として競馬のことを取り上げていただける事がとても幸せだと思っていますので、ぜひ皆さん観てください」と語った。そして今村は、デビューした2022年にJRA51勝という成績を挙げ、JRA賞最多勝利新人騎手賞を受賞。今年、中央・地方通算100勝を達成した騎手歴4年目の若手。撮影後は「初めてのドラマ出演でしたが、本当に一つ一つ丁寧に隅々まで皆さんが協力して撮影をされているんだなと思いました。素晴らしい作品ができることを非常に楽しみにしています」と期待を込めた。
演出は『ラストマイル』『グランメゾン・パリ』などの塚原あゆ子をはじめ、松田礼人、府川亮介が担当。脚本は『桐島、部活やめるってよ』(2012)などの喜安浩平が務める。武豊のコメント全文は以下の通り。(編集部・入倉功一)
・武豊
競馬を題材としたドラマが放送されることにとても嬉しく思いましたし、ドラマ出演のオファーが来たときはちょっと驚きましたが、自分役ということでしたので出演させていただきました。競馬の世界というのは本当に多くの人々が携わっていて、色々な側面があると思うのですが、競馬関係者の方々が同じ方向の目標に向かっているというところをぜひ見ていただけたらなと思っています。


