鬼才ジョン・カーペンター伝説のデビュー作『ダーク・スター』50周年リバイバル上映決定

鬼才ジョン・カーペンター監督の長編デビュー作『ダーク・スター』(1974)が、アメリカでの一般劇場公開から50年を記念して、12月12日よりリバイバル上映されることが決定した。
【画像】ジョン・カーペンター監督『遊星からの物体X』フォトギャラリー
『ダーク・スター』は、ジョン・カーペンターが、後に『エイリアン』の脚本家となるダン・オバノンと手掛けた自主制作SFから生まれた作品。わずかな乗組員と共に、宇宙開拓のためひたすら不安定な惑星を破壊する任務をこなす特殊部隊船「ダーク・スター号」の航海を描く。
脳だけが生きている船長、ビーチボール製のエイリアン、思考する爆弾など、個性的なアイデアとシュールなユーモアによる独特の味わいでカルト的な人気を獲得。当時はスタンリー・キューブリック監督の『2001年宇宙の旅』(1968)に触発された風刺作品とも評されたといい、オバノンは『エイリアン』への影響も公言している。映画『ハロウィン』(1978)、『ニューヨーク1997』(1981)、『遊星からの物体X』(1981)など、数々の名作で知られるカーペンター監督のルーツある種の原点としてもファン必見のリバイバルだ。(編集部・入倉功一)
映画『ダーク・スター』は12月12日よりシネマート新宿ほかでリバイバル上映


