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西島秀俊×市川染五郎「人間標本」新キャスト発表!清川あさみによるビジュアルも公開

「人間標本」ティザービジュアル
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 「告白」「贖罪」などで知られる湊かなえ氏による小説を西島秀俊主演、市川染五郎共演で実写化するPrime Videoの新ドラマシリーズ「人間標本」(全5話、12月19日より一挙配信)の新キャストとして、荒木飛羽山中柔太朗黒崎煌代松本怜生秋谷郁甫の出演が決まった。あわせて、ティザービジュアルも公開された。

【画像】荒木飛羽、山中柔太朗ら「人間標本」新キャスト5名

 本作はベストセラー作家の湊氏が、デビュー15周年を記念して書き下ろした同名小説の実写化ドラマ。10年来温めてきた“親の子殺し”というセンセーショナルなテーマに正面から挑んだミステリーサスペンスだ。西島演じる蝶の研究者である榊史朗が、息子の榊至(市川)を含む6人の少年たちを「人間標本」にしたという衝撃の告白から始まる物語で、西島と市川は本作で初共演。市川にとって現代劇のドラマ初出演となる。監督は『余命1ヶ月の花嫁』や『月の満ち欠け』を手掛けた廣木隆一が務め、出演は西島と市川のほか、伊東蒼宮沢りえらが名を連ねる。

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 発表された5名は、世界的アーティスト・一之瀬留美(宮沢)に芸術的才能を見出された危うくも美しき少年たちを演じる。荒木は、「二原色の色覚」による独創的な世界を水墨画で描く白瀬透役、山中は、胸に秘めた熱い魂を赤色のバラで鮮やかに描き出す赤羽輝役、黒崎は、ダイナミックなウォールアートを得意とする石岡翔役、松本は、独創的な青色の世界を描くことが得意なエリート・深沢蒼役、秋谷は、“BW(Black and White)”という名ですでに世間から注目され、文字の無い新聞で人の悪意を風刺画として描くことが得意な黒岩大役をそれぞれ務める。彼らは至と共に、留美主催の絵画合宿に参加することになる。

 あわせて公開されたティザービジュアルでは、市川演じる至と少年たちが横たわる姿が捉えられ、彼らが“人間標本”として収集される運命を予感させる。このビジュアルのアートディレクターは、本作の美術監修も務める人気アーティスト・清川あさみが担当。写真に刺繍を施す独自の手法で知られる清川により、蝶の刺繍などがアートワークとして加えられ、美しくも儚い世界観が表現されている。新キャスト5名と清川のコメント全文は以下の通り。(加賀美光希)

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白瀬透役/荒木飛羽

幼い頃に湊かなえさんの作品に出演させて頂いたことがあり、また母が湊かなえさんの大ファンで、母の本棚には先生の作品がたくさん並んでいたので、幼い頃からたくさん影響を受けてきた湊かなえさんの作品に、また出演させて頂けたことが本当に嬉しかったです。演じた白瀬透は特別な目を持った、白と黒の二色の世界で生きてきた青年です。子供の頃のある出来事がきっかけで抱いた母親への強い思いをどう表現するか考えながら演じました。結末が最後までわからないスリリングな展開と、親子の絆や愛を感じられる物語を是非皆さんにも楽しんでいただきたいです。

赤羽輝役/山中柔太朗

何度も予想を裏切られる展開と人間の深い愛情と狂気に全く休むことなく見入ってしまう作品だと思います。
蝶で表現されているのがこの作品の特徴だと思いますが、実写化するにあたりプロフェッショナルの皆様により華麗に描かれていて、僕自身もすごく楽しみです。
現場では毎日吸収することが多く、悩むことがありつつも、それがすごく幸せでした。
輝という役は「ステージ」というところにポイントがあり、普段音楽活動をしている僕自身とも重ねながら役作りをしてこの作品に臨みました。
皆様の感想がすごく楽しみです!

石岡翔役/黒崎煌代

湊かなえ先生×廣木隆一監督という最高のタッグによる作品に出演できたことを、本当に光栄に思います。
作中で後継者争いを繰り広げる6人の関係性は、俳優という同じ世界で生きる私たち自身の関係にも重なり、刺激的でした。
才能、愛、欲望が複雑に絡み合い、現実と虚構が交錯する世界。ぜひ、その人間の深淵を味わってください。

深沢蒼役/松本怜生

「美しいものを永遠に残したい」誰もが一度は抱く幻想だと思います。
その美への執着が生み出す芸術と犯罪の境が溶けていく過程には、狂気的でありながらどこか理屈では説明できない美しさがあります。
そんな湊かなえ先生の耽美的なホラーの世界を、廣木監督をはじめとする素晴らしい制作・キャストの皆様と映像化できたこと、そこに自分が存在できることを、一俳優として誇りに思います。

黒岩大役/秋谷郁甫

「人間標本」という猟奇的かつ神秘的な芸術作品。
この作品が生み出されるまでに、たくさんの愛が詰まっている事を感じながら参加させて頂きました。
また、魅力的な本作の中で、黒岩大として生きられたこと、本当に幸せでした。
そして西島さんをはじめとする素敵なキャスト・スタッフの方々とご一緒できたこと、光栄です。

美術監修・アートディレクター:清川あさみ

幾重にもレイヤーが重なり、果たして実現できるのか──。
気が引き締まる思いでしたが、湊かなえさんの世界を形にしていくことが何より嬉しく、この挑戦に関われることへの高揚感がありました。

「標本」は、生と死、美と恐怖のあわいにある存在です。
それぞれの見えない痛みや願いが封じ込められたその空間に、静けさの中の美しさを描きたいと思いました。

その繊細な境界を、美術監修とメインビジュアルの両面から表現しています。

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