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「べらぼう」母子の会話に涙腺決壊…立ちまくるフラグに悲鳴

第41回より初めて息子・重三郎(横浜流星)の髪を結うつよ(高岡早紀)
第41回より初めて息子・重三郎(横浜流星)の髪を結うつよ(高岡早紀) - (C)NHK

 横浜流星主演の大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(毎週日曜NHK総合よる8時~ほか)の26日放送・第41回ではつよ(高岡早紀)と歌麿(染谷将太)&蔦重(横浜)、“二人の息子”との会話、そして蔦重のたった一言に「涙腺決壊」する視聴者が相次いだ(※ネタバレあり。第41回の詳細に触れています)。

【画像】蔦重が初めて“おっかさん”呼び…

 第41回「歌麿筆美人大首絵」では、蔦重と歌麿が「婦人相学十躰」の売り出しに乗り出す一方、耕書堂の手代となった滝沢瑣吉(のちの曲亭馬琴/津田健次郎)が歌麿に投げかけたとんでもない失言を巡ってネットがざわつく展開に。一方で、つよと“二人の息子”の会話が視聴者の心を捉えた。

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~第41回のネタバレを含みます~

 前半では瑣吉によって歌麿が「男色」「両刀」であることが暴露されてしまい、歌麿を気遣うつよの「あんたはあの子の義理の弟。だったら、あんたもあたしの息子さ」との愛に満ちた言葉が涙を誘ったが、終盤ではつよと実の息子・重三郎とのいまだかつてない真摯な会話が繰り広げられた。

 商いのため西に旅立とうとする蔦重に、何を思ったのか髪を結おうと言い出すつよ。蔦重が母に髪を結ってもらうのは初めてのことのようで、いつもとは違う空気が流れる中、蔦重は「あれは嘘なのか……?」と切り出し、かつてつよに捨てられた過去の真相を問いただした。つよによると、夫婦げんかした挙げ句に蔦重が置き去りにしたこと、自身と夫が色に狂ったというのは、すべて息子を守りたい一心でついた嘘だった。借金取りから逃げた先での暮らしを案じて吉原の駿河屋(高橋克実)に息子を引き取ってもらえるよう頼み、さらには借金取りが息子と接触したときのことも想定して憎まれ役に徹した、というのが真相だった。

 秘めた真実を明かすつよに対して「いい話だ…俺が考えていたよりよほどいい」という蔦重と同様、視聴者もしんみりしつつも、つよが頭痛に悩まされている描写も相まって、「これは別れに来た感じがする」「まるで先が長くないような物言いだな」「髪結いがフラグにしか見えない」「どんどん立てられるフラグ」「フラグがビンビン」「親子の大事な話ができた」「遺言みたいなのやめてええ」「これはそういうことになるのですね」とこの先を不安視する声が続々。

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 そして、視聴者の琴線に触れたのが、つよの息子への愛おしさがあふれ出す「からまる(幼名)…」の声。「あんたは強い子だ。なんでそんなに強いかって言ったらそれはあたしが捨てたせいでさ」「ごめんねえ……」「裏を返しゃ強くならなきゃ生きていけなかったんだ」と心から謝罪しながら蔦重のこれまでの労を労うと、歌麿との関係を示唆するかのように「あんたは立派だよ。でもね大抵の人はそんなに強くもなれなくて強がるんだ。口では平気だって言っても実のところ、平気じゃなくて。そこんとこ気づけてあたりがたぁーく思えるようになったらもう一段男っぷりも上がるってもんさ」と忠告した。

 見たことがないようなつよの“母の顔”に「調子狂うじゃねえか」「親らしい事言うじゃねえか」と動揺しながらもうれしそうな蔦重。いつもは「ババア」呼びだった蔦重が、照れ臭そうに初めて「おっかさん…」と呼ぶなり、「あああ、おっかさん」「おっかさんは反則…」「こんな何気ない一言で涙が出るとは」と視聴者の涙腺が決壊。対して、つよは振り向かずに柔らかな笑みを浮かべながら「頼んだよ、重三郎!」と返していたが、果たして蔦重が母に出張土産を渡すことはかなうのか。

 7月6日放送・第26回で初登場し、蔦重の店に転がり込んだつよ。米の高騰のあおりを受け生活苦に陥ったと見られていたが、もしかすると息子に会いたい一心だったのかもしれず、つよの真意を思うと胸を締め付けられる。(石川友里恵)

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