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芦田愛菜が歌唱!『果てしなきスカーレット』エンディングテーマ特別PV公開

『果てしなきスカーレット』より
『果てしなきスカーレット』より - (C) 2025 スタジオ地図

 細田守監督の最新作『果てしなきスカーレット』(11月21日公開)より、エンディングテーマ「果てしなき」の情報と特別PVが公開され、楽曲を細田監督が自ら歌詞を書き下ろし、主人公である王女スカーレットの声優・芦田愛菜が歌唱を担当していることが明らかになった。

【動画】芦田愛菜が歌う!『果てしなきスカーレット』特別PV

 細田監督が「生きる」という壮大なテーマを掲げた本作。物語の主人公は、国王である父の復讐を心に誓う王女スカーレットだ。彼女は復讐に失敗し、略奪と暴力に明け暮れる「死者の国」で目を覚ます。そこで、現代の看護師・聖と時を超えた出会いを果たし、彼の優しさや温かい人柄に触れることで、凍り付いていたスカーレットの心が徐々に溶かされていく。

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 スカーレットの声を芦田、聖の声を岡田将生が務め、最凶の宿敵クローディアスの声を役所広司が演じる。そのほか、市村正親吉田鋼太郎斉藤由貴松重豊山路和弘柄本時生などが出演している。本作は第82回べネチア国際映画祭の「アウト・オブ・コンペティション部門」などに選出され、公式上映では10分を超えるスタンディングオベーションを記録した。

 公開された特別PVでは本編映像がふんだんに使用され、作品の世界観に一足早く浸ることができる。エンディングテーマ「果てしなき」は、細田監督が物語の「一つのピース」として書き下ろした歌詞を使用。芦田は、復讐心ではなく平和を願う“心優しき一国の王女”スカーレットとして、希望に満ちた透明感溢れる声で歌い上げている。

 作曲とサウンド・スーパーバイザーは、『竜とそばかすの姫』で日本アカデミー賞最優秀音楽賞を受賞した岩崎太整が担当。岩崎はこの楽曲について、「曲の中で始まりと終わりの音だけを決めていて、その間のリズムは規定していない部分がありました。そこは、芦田さん自身の感覚で歌い上げてもらいながらも、最後はしっかり演奏に合うように調整して歌ってもらいました。だからこそ芦田さんにしか歌えない節回しになっています」と語り、その唯一無二性を明かした。

 なお、この映画の公開を記念し、4本の特別番組の放送も決定している。番組では、芦田、岡田、細田監督による座談会や、役所と細田監督の対談、そして4年間の制作過程を追ったドキュメンタリーなどが予定されている。(加賀美光希)

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