亀梨和也、監督から舌打ち&色気禁止令 アニメのアフレコ中「KAT-TUNが出ちゃいました」

亀梨和也が20日、都内で行われたアニメ「神の雫」の制作発表会見に糸曽賢志監督と共に出席。アフレコ中に“KAT-TUN亀梨和也”が出てしまう瞬間があったことを監督から指摘され、苦笑いする一幕があった。
【動画】 亀梨和也に舌打ち禁止令「ついついKAT-TUNの亀梨が出てしまう」
本作は、2004年から2014年にかけて「モーニング」(講談社)で連載された「神の雫」(原作:亜樹直、作画:オキモト・シュウ)の初となるアニメ化作品。世界的なワイン評論家を父に持つ青年・神咲雫が、幻のワイン“神の雫”をめぐり、若きカリスマワイン評論家・遠峰一青と対峙する姿を描く。
亀梨は、2009年に日本テレビ系で放送された連続ドラマ版でも主人公・神咲雫を演じており、アニメ版でも同じ主人公を演じることに。糸曽監督は「戦略面でのお話からすると、実写で演じた方が、アニメでも同じキャラクターを演じるというのはとてもユニークであり、あまりないこと。僕はこの作品を実写で勉強させていただいたので、亀梨さんのイメージがものすごくついていたんです」と語ると「もう一つ、亀梨さんはお若いときから明るい役はもちろん、影のある役まで幅広いレンジを持つ俳優さん。会議の場で『ぜひ亀梨さんで出来ないか』というお話をさせていただきました」と糸曽監督が望んだキャスティングだったことを明かす。
一方で懸念もあった。本作は毎週テレビ放送されるアニメーションであり、アフレコも毎週行われる。多忙な亀梨がスケジュール的にも可能なのか……というなか、亀梨は「まず『神の雫』がアニメ化になるということに喜びを感じました。ましてや自分がまた雫としてお話をいただけるなんて思ってもいなかったのでご縁を感じました。もちろん話数も多く、半年以上のスパンでやるということなど、初めてのことだらけで、自分のなかでも悩む部分があった」と正直な胸の内を明かす。
しかし、数多くのディスカッションを繰り返すなかで「しっかり向き合える」という自信を持つことができたという亀梨。アフレコは、他の声優たちと一緒で、掛け合いも共に行うという緊張感があったという。遠峰一青役の佐藤拓也、紫野原みやび役の内田真礼から、真摯に向き合う亀梨の姿を称賛されると、糸曽監督も亀梨の声優としての成長を称賛した。
一方で、糸曽監督は「記者の方が記事にしやすいことを話しましょう」と前置きすると、「僕にとって亀梨さんって(KAT-TUNのデビュー曲である)『Raal Face』なんですよね。そこでの亀梨さんの舌打ちがすごく印象に残っていて。亀梨さんに『雫が怒る演技をしてください』というと、毎回舌打ちが入るんです。だから舌打ち禁止令を出したんです」と裏話を披露する。
さらに糸曽監督は「この間収録しているとき、女性キャラと雫が対話するシーンがありまして。その収録をしているとき、亀梨さんの演技がめちゃくちゃ色っぽかったんです。『亀梨さん、今日ちょっと色っぽすぎませんか? ちょっと抑えてください』と言ったんです」というエピソードを語ると、「そうしたら亀梨さんが『すみません。いまKAT-TUNのライブのリハーサルが多くて、KAT-TUNが出ちゃいました』っておっしゃって。改めて僕は間近で亀梨さんと仕事をしているんだってしみじみ思いました」と発言し、周囲を笑わせていた。(磯部正和)


