屋根裏で発見の「スーパーマン」創刊号が14億円超え コミック史上最高額で落札

1939年発行のコミックブック「スーパーマン」創刊号が、オークションでコミック史上世界最高額となる912万ドル(約14億3,000万円)で落札されたと、米国最大のオークションハウス、ヘリテージ・オークションズが発表した。(※日本円は落札時の為替レート)
この記録が打ち立てられたのは、ヘリテージ・オークションズが2025年11月20日に開催した「Comic Books Signature Auction #7427」でのこと。落札された「スーパーマン」創刊号は、アメリカ・北カリフォルニアの一家が昨年、亡き母親の自宅の屋根裏部屋で発見したもので、段ボール箱に古新聞の束だけで保護されていたにもかかわらず、第三者コミック鑑定サービス・CGCから「10点満点中9.0」という高評価を得た。
これまでのコミック史上最高額は、スーパーマンが初登場した「アクション・コミックス」第1号(DC、1938年、CGC評価8.5)が2024年に600万ドル(約9億1,000万円)で落札された際の記録で、今回この記録を大幅に塗り替える形となった。
ヘリテージ・オークションズのコミック&コミックアート部門オークションでは、これまでにも高額落札で話題を集めており、2024年には「アクション・コミックス」のほか、「キャプテン・アメリカ」第1号などが(Timely、1941年)が75万ドル(約1億1,380万円)で落札されている。
また、日本のマンガ作品も高値で取引されており、「週刊少年ジャンプ」の「ワンピース」新連載号(1997年・第34号)が6,875ドル(約100万円)、「ドラゴンボール」新連載号(1984年・第51号)が6,000ドル(約84万円)で落札されたという。
ヘリテージ・オークションズは、ニューヨーク、ダラス、ロンドン、パリ、香港、東京など世界中にオフィスを構える収集品オークショニアであり、2025年12月5日から7日に幕張メッセで開催される「東京コミックコンベンション 2025」にも出展を予定している。


