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『処刑人』シリーズ成功の秘訣は「お互いを好きでいること」マクマナス兄弟、日本で絆の強さ再確認

東京コミコン2025

来日したノーマン・リーダス&ショーン・パトリック・フラナリー
来日したノーマン・リーダス&ショーン・パトリック・フラナリー

 映画『処刑人』シリーズで主人公・マクマナス兄弟を演じたノーマン・リーダスショーン・パトリック・フラナリーが5日、千葉・幕張メッセで開催中の「東京コミコン2025」セレブステージに登場し、カルト的人気を誇る本作の撮影当時を振り返った。

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 1999年に公開された『処刑人』は、「悪人を処刑せよ」と神の啓示を受けたアイルランド系の双子マーフィー(ノーマン)とコナー(ショーン)のマクマナス兄弟が、世にはびこる悪人たちを処刑していく姿を描いたバイオレンスアクション。昨年、第2弾『処刑人II』(2009)から15年ぶりの新作となる第3弾の企画が始動し、ノーマンとショーンが再びマクマナス兄弟を演じることが決定している。

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 電光石火のように過ぎ去ったという撮影を振り返ったノーマンは「面白かったこと、楽しかったこと、本当にたくさんあるんです」と切り出し、「撮影をしている時も、自分たちは正しいことをやってるぞっていう感覚が常にありました」と感慨深げに語る。

 第2弾『処刑人II』(2009)はアメリカ公開時、コロンバイン高校銃乱射事件が起きたことから上映館が限られ、興行収入は振るわなかったが、ビデオ販売で売り上げを伸ばした。「口コミだけで何億ドルも売り上げて、カルト映画になったと思います」とノーマンも続編の人気ぶりを認め、「全くプレスツアーもやらず、ポスターもなく、コマーシャルを打つこともなく、あれだけカルト映画としての地位を確立できたというのは、映画人にとっては最大の賞賛だと思っています」と語った。

バズーカを放つ姿も様になるノーマン&ショーン

 『処刑人』シリーズが成功した秘訣を問われたショーンは、「私たちの仲の良さ、お互いを大好きでいることが、実は一番の成功の秘訣だったんじゃないかと思います。私たちは『処刑人』の撮影に入る前から友達で、お互いに連絡を取り合って、自分たちで動画を撮ったりもしていたんです。『処刑人』が売れ始める前から、とても仲が良かったんです」と明かし、ノーマンを今でも“弟”のように慕っていると告白。「私はハリウッドの中で、彼が最高の男だと思っています。電話帳のトップに登録されているのは、ノーマンなんです。私たちがこんなに仲が良いからこそ、私たちは成功できたと思います」と語ると、ノーマンはショーンの側に近寄り、二人で熱い抱擁を交わした。

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 ステージではこのほか、ノーマンの代表作「ウォーキング・デッド」にまつわる裏話や、ゲームクリエイター・小島秀夫とタッグを組んだ大ヒットゲーム「DEATH STRANDING」の制作秘話も飛び出し、ブラジリアン柔術と空手で黒帯を取得しているショーンが、格闘技について熱く語る一幕も。ラストは、コミコン恒例となっている「Tシャツバズーカ」でファンにサイン入りTシャツをプレゼントするなど、二人は終始ファンサービスを絶やさなかった。(取材・文:編集部・倉本拓弥)

「東京コミコン2025」は12月7日まで幕張メッセで開催中

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