「じゃあつく」最終回、勝男&鮎メロがたどり着いた答えに大反響

谷口菜津子の漫画を夏帆と竹内涼真のダブル主演で実写化するTBS火曜ドラマ「じゃあ、あんたが作ってみろよ」(毎週火曜よる10時~)が9日に最終回を迎え、勝男(竹内)と鮎メロ(夏帆)が復縁するのかしないのか、最後まで視聴者をハラハラさせ、二人がたどり着いた答えが反響を呼んだ。タイトルのほか、ファインプレーを見せた勝男の後輩・南川(杏花)がXのトレンド上位にランクインした(※一部ネタバレあり)。
最終回は、前話ラストの勝男の「俺たち、やり直そう」の続きから。鮎美とあっさり復縁し、SNSでは祝福の声に沸いたものの、そこからの長い紆余曲折が視聴者をやきもきさせることとなった。
鮎メロが勝男のマンションをしばしば訪れるようになってから、初回で同棲していた頃の二人の光景は一変。勝男は、最終的には自分の店を持つべく独り立ちしようとする鮎メロにオムライスやブリ大根など手料理を振る舞い、「無理しなくていいからな」「困ったら言って」と全力で支えようと意気込む。職場復帰してからは相変わらず勝男を突き放す“サスペンダー”こと柳沢(濱尾ノリタカ)に心を痛めつつも人に頼る決心をすると、後輩・南川の尽力もあり状況は一気に好転。さらなる成長を見せる勝男だったが、一方で鮎メロに対しては「支えたい」気持ちが空回りしてぎくしゃく。ある日、ついに鮎メロが「自分でやりたい」と勝男の助けを拒んだことから気まずい空気が流れる……。
この成り行きに関しては、勝男に「そういうとこだぞ」というツッコミもあれば、鮎メロに対して「黙っててほしい時あるよね」と同情したり「もっと頼ってもいいのに」という意見も。「これはあるあるだな」「勝男がんばれ」「どっちの気持ちもわかる。難しい」など視聴者の反応は揺れていた。
そして、鮎メロが意を決して勝男のマンションを尋ねると、二人の腹を割った会話がスタート。互いに別れてからの空白の日々を報告し合ったのち、勝男はあらためて別れる前に鮎メロを傷つけてきた心無い言動の数々を謝罪。一方、鮎メロもその謝罪を受け入れつつ、誰かに選んでもらうために頑張り続け、言ってもわからないとあきらめる癖がついて我慢する関係になったのは自分のせいだと思い至った。
なぜ別れるに至ったのかを互いに理解したうえで、勝男は「今の鮎美が一番素敵。心からそう思う。そう思えたのは俺が鮎美の彼氏じゃなくなったから。二人で一緒にいたら見えなかったことが見えたんだね」としみじみ。この辺りからSNSでは「どうなるんだ?」「別れちゃうのかな……」とざわつき始め、勝男の「よし決めた」の後に続けた言葉に、騒然となった。
共に“少し変わることができた”二人が出した答えには「やっぱりそうなるよねぇ」「切ない」としんみりする声や「いい終わり方じゃん」「これが正解な気がする」などさまざまな反応が寄せられ、同時に続編を望む声やロスが相次いでいる。(石川友里恵)


