『スタンド・バイ・ミー』ロブ・ライナー監督が死去 妻と遺体で発見、刺殺の可能性

映画『スタンド・バイ・ミー』(1986)などの名匠ロブ・ライナー監督が現地時間14日、米カリフォルニア州・ロサンゼルスの自宅で、妻ミシェル・シンガーさんと死亡しているのが発見された。78歳だった。The Hollywood ReporterやVarietyほか大手メディアが報じた。
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地元当局によると、現地時間14日午後3時ごろ、ロサンゼルス・ブレントウッドにあるライナー監督の住宅から通報があったといい、消防隊が駆けつけたところ、2人の遺体が発見されたという。遺体は78歳の男性と68歳の女性で、ライナー監督とミシェルさんの年齢と一致していた。また、TMZ.comによると、2人の遺体には刃物による裂傷が確認されたといい、警察は2人が何者かに刺殺されたとみて捜査を進めている。
ライナー監督は1947年3月6日、米ニューヨーク市ブロンクス生まれ。映画『オー!ゴッド』(1977)などで知られるコメディー監督カール・ライナーさんを父に持ち、幼少期からテレビ番組などに出演してきた。1984年に『スパイナル・タップ』で監督デビューを果たすと、1986年に青春映画の名作『スタンド・バイ・ミー』が大ヒット。以降『プリンセス・ブライド・ストーリー』『ミザリー』『ア・フュー・グッドメン』『アメリカン・プレジデント』といった話題作を手がけた。また、俳優として数多くの映画やドラマにも出演しており、直近では「一流シェフのファミリーレストラン」(2025)にゲスト出演していた。
写真家だった妻のミシェルさんとは、1989年に『恋人たちの予感』の撮影現場で知り合い、1989年に結婚。2人の間には、3人の子供がいる。(藤田良太)


