ロブ・ライナー監督夫婦死亡、警察が息子を事情聴取

映画『スタンド・バイ・ミー』などで知られる映画監督のロブ・ライナーさんと写真家の妻ミシェル・シンガーさんが現地時間14日、米カリフォルニア州・ロサンゼルスの自宅で遺体で発見されたことを受け、ロサンゼルス市警(LAPD)が息子ニック・ライナーさんを事情聴取していることが明らかになった。PEOPLE.comが独占で報じた。
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遺体は現地時間14日午後3時30分、娘ロミーさんからの通報を受けて駆けつけた消防隊によって発見された。遺体は78歳の男性と68歳の女性でライナー夫婦の年齢と一致しており、間もなくして2人であることが判明した。さらに、遺体に刃物による裂傷が確認されたことから、警察は殺人事件として捜査を進めている。
家族関係者によると、LAPDの強盗殺人課は2人の死を受けて、ニックさんを殺人事件の捜査対象として定め、現在事情聴取しているという。地元当局によると、現時点で逮捕者は出ておらず、身柄を拘束されている人物もいない。
ライナー監督とニックさんは、過去に映画『ビーイング・チャーリー』(2015)でタッグを組んだことがある。同作は、ドラッグ問題を起こし、父親から強制的にリハビリ施設に入れられてしまった少年の再生を描いたヒューマンドラマで、ニックさんがマット・エリソフォンと共同で脚本を執筆し、ライナー監督がメガホンを取った。脚本はニックさんの実体験に基づく内容で、10代の頃に薬物依存との闘いに苦しみ、それが原因でホームレス状態に陥ったことも明かしている。(藤田良太)


