はるな愛の半生を描く『This is I』アイの人生を彩るキャラクターカット&ストーリー公開

“エアあやや”の口パクモノマネで一世を風靡したはるな愛の半生と、性別適合手術を執刀した医師との運命的な出会いを描くNetflix映画『This is I』に登場する、個性豊かなキャラクターを捉えたビジュアルとストーリーが公開された。
本作が描くのは、世間の冷たい視線に苦しみながらも「アイドルになりたい!」という夢を手放さなかったひとりの少年・ケンジの物語。一人の医師・和田耕治との出会いから変わっていく彼の運命を、二人の生き方を記した著書、はるな愛「素晴らしき、この人生」(講談社)と、和田耕治・深町公美子「ペニスカッター:性同一性障害を救った医師の物語」(方丈社)を参考に映画化。
主演にオーディションで選ばれた18歳の新星・望月春希、実在の医師・和田耕治役に斎藤工を迎え、当時の日本ではタブーとされていた性別適合手術のリアル、そして2人の信頼関係と絆が、1980~90年代を彩ったヒットソングと心躍る軽やかなダンスと共にカラフルに描かれる。
はるな愛の半生を描いたストーリーを華やかに彩るのは、アイのまわりに集まる個性豊かなキャラクターたち。常に優しさ溢れる母親・初恵(木村多江)と、昔気質な昭和オヤジの父親・和孝(千原せいじ)の間に生まれた少年・ケンジ。両親からそれぞれの形で愛情を注がれていたケンジは、成長するとともに、“自分らしさ”と周囲の視線に悩むことになる。
そんなある日、ショーパブと出会ったケンジは両親に内緒で働き始めることに。ショーパブのママ・アキ(中村 中)は、ケンジの悩みに時に厳しくも愛情をもって寄り添い、ケンジはそこで“自分らしさ”と向き合う。やがて“アイ”という名前をもらいステージデビューを果たしたアイは、貴公子のようなダンサー・タクヤ(吉村界人)と恋に落ちていく。
時を同じくして、患者を救えなかった苦悩を抱える医師・和田(斎藤)は、アイの苦悩を知り、性別適合手術の世界へ足を踏み入れることを決意、アイは彼の手術患者第一号となっていく。和田は、自身のクリニックの看護師・裕子(MEGUMI)の献身的なサポートを受け、刑事・鶴久(中村獅童)の目が光るなか「本当の医療とは何か」について、人生をかけて向き合っていく。
脚本は山浦雅大、監督は話題作『Winny』の松本優作が担当。鈴木おさむが企画を務め、はるな愛も特別協力に名を連ねる。『This is I』ストーリーは以下の通り。(編集部・入倉功一)
『This is I』ストーリー
幼い頃から「アイドルになりたい!」と願うケンジは、成長と共に“自分らしさ"と周囲の視線に苦しむ日々を送っていた。学校でいじめを受け、家族にも相談できずにいたが、両親に内緒で働き始めたショーパブで、華やかで個性豊かなメンバーと知り合い、“アイ”という名前をもらいステージデビューを果たす。
そんな時、アイはひとりの医師・和田耕治と運命的な出会いをする。
過去に患者を救えなかったことで苦悩を抱える和田は、アイの深い苦悩を知り、当時の日本ではタブーとされていた性別適合手術の世界へ足を踏み入れることを決意。世間の偏見に晒され、葛藤しながらも研究を重ね、アイは彼の性別適合手術患者第一号となる。
偏見に晒されながらも信念を貫き、性別移行に真摯に向き合う中で「本当の医療とは何か」を悩み、患者に寄り添い続けることを選んだ和田。そして、性別適合手術という決断を通じて自身が望む“本当の自分”を確立していく決意をしたアイ。
世間の反発や逆風の中で孤独を抱えていたふたりが築き上げたのは、かけがえのない信頼と絆だった。
孤独を抱えたふたりが互いを支え合い、自分らしく生きるための道を見つけていく。
Netflix映画『This is I』は2026年2月10日世界独占配信


