森山未來、隻眼隻手の剣豪に!「丹下左膳」29日にBS放送 大岡越前と夢のコラボ

俳優・ダンサーの森山未來が伝説の剣豪・丹下左膳役で主演を務める時代劇ドラマ「丹下左膳~大岡越前外伝~」が、本日(29日)夜7時30分よりNHK BSで放送される。本作は11月末にBSP4Kで放送され「森山の殺陣が凄すぎる」と話題を呼んでいる。
【画像】森山未來の殺陣が凄すぎる!「丹下左膳~大岡越前外伝~」場面写真
「丹下左膳」は、昭和2年に新聞連載が開始されるやいなや、そのニヒルなキャラクターと圧倒的な強さで時代劇のヒーローとなった人気作。度々映像化され、大河内傳次郎、阪東妻三郎ら名だたる名優たちが演じてきた。実は連載当初、左膳は脇役であり、物語の主人公は町奉行・大岡越前であったという歴史を持つ。本作ではBS時代劇の人気シリーズ「大岡越前」とのコラボレーションが実現した。共演に黒木華、高橋克典、毎熊克哉、福士誠治、加藤諒、平祐奈、宇梶剛士、田辺誠一、田村亮ら。
物語は、相馬家の平侍・丹下左馬之介(森山)が、主君の密命により妖刀「乾雲丸(けんうんまる)」と「坤竜丸(こんりゅうまる)」を奪おうとすることから始まる。激闘の末に右腕を失い、お尋ね者のお藤らに助けられた左馬之介は、やがて「丹下左膳」として復活。江戸中を巻き込む騒動へと身を投じ、町奉行・大岡忠相もまた、この一件に介入していく。
主演の森山は、片目片腕というハンデを背負いながら、妖刀奪取にすべてをかけるアウトサイダー・左膳を演じる。卓越した身体能力で知られる森山だが、今作では右腕を失った状態での本格的な殺陣に挑戦。森山は「東映太秦での撮影も初めてでしたが、アットホームな雰囲気と確かな経験値に裏付けられた現場はとても居心地の良いものでした。リハーサルを行わず撮影当日に立ち回りを付けるという太秦の伝統(殺陣師、清家一斗氏談)は、とてもスリリングではありましたが(笑)。荒唐無稽なアクション活劇、楽しんでいただけたら幸いです」と撮影を述懐。
大岡忠相を演じる高橋は「さすがダンサーならではの身体表現で、動きにキレと説得力があります。独自の身体表現と殺陣の融合が非常に新鮮で、観ていてワクワクする」と、そのキレのある動きを絶賛している。
ヒロインのお藤役には黒木華がふんし、クールで気風の良い江戸の女性を好演。本作の演出が、黒木も出演した大河ドラマ「光る君へ」の黛りんたろうとあって、「光る君へにつづき、黛さんの演出でより自由に暴れさせていただきました。これまでやってきた役とは違う、新たな一面と、相棒である与吉との面白み、そして左膳との色のある関係も楽しんでいただければと思います」と語っている。NHKドラマの公式Xではお藤の壺振りシーンのメイキングも見られる。


