中村雅俊、『五十年目の俺たちの旅』満席に感激!「お客さんがいないんじゃないか…」心配で夜も眠れず

中村雅俊が10日、都内で行われた映画『五十年目の俺たちの旅』の公開記念舞台挨拶に登壇し、満席の会場を見渡して、客入りを心配して眠れない夜があったと明かした。この日は秋野太作、田中健、岡田奈々も来場した。
【画像】70代を迎えたカースケ、オメダ、グズ六!『五十年目の俺たちの旅』公開記念舞台挨拶の様子
人生にもがきながら生きる意味を模索する若者たちを描き、放送開始50年を迎えたドラマ「俺たちの旅」シリーズを初めて映画化した本作。ドラマシリーズから携わってきた鎌田敏夫が原作・脚本、主演の中村が監督を務め、70代を迎えたカースケ(中村)、オメダ(田中)、グズ六(秋野)たちの今も続く青春の物語を描く。
嬉しそうに満席の会場を見つめる中村は「いやぁ、目の前にお客さんがいる! 公開が始まるまで、いないんじゃないかと思っていたんですよ」と打ち明け、「よかったですか?」と観客に呼びかけ、盛大な拍手をもらうと安堵の表情。9日に初日を迎えるまで、「皆さんがどういう反応をしてくれるのか気になって本当に寝られなかった。監督ってこういうものなのかと。役者の時と違っていろんなことを考えると寝られなくなった」とも明かしつつ、「やってよかったという気持ちがこみ上げてきました」と喜んだ。田中は初日に朝一で映画館で鑑賞し、冒頭ですでに感動して泣いたと報告した。
現在、中村と田中は74歳、秋野は82歳。スタッフ・キャストの中には亡くなった方もいることから、中村は「3人がそろうのは奇跡ですよ」と声を上げ、「50年ぶりだけど、3人そろうと何の演出もいらない」「楽しいの一言に尽きます」と撮影を振り返る。秋野も「役づくりがどうのなんてよく聞かれるけど、そんなものあるわけない」とぶっちゃける。中村は「この作品に関してはね」とフォローするが、秋野は「あなたの場合、いつもそうだよね。何やっても一緒だもん」と返して会場の笑いをさらった。
和気あいあいとした雰囲気の中、トークが弾む一同。最後に中村は「10年後も頑張るつもりです」と続編に意欲をのぞかせ、「連続ドラマでやっていた時は“青春もの”と言われるジャンルの一つの作品でしたが、50年経った今、“青春ものの金字塔”みたいな言われ方をされています。これは嬉しい誤解というか、皆さんに育ててもらったというか、皆さんが愛してくれたからこそ金字塔になったのかなと思います」と感謝する。
そして、「今、皆さんの目の前にいる70過ぎのおっさん二人、80過ぎのおじいちゃん一人、年齢不詳の女性一人。見た目は年を取っている風に見えるかもしれませんが、ちゃんとハッキリした、いい“青春もの”になっていると思います。『俺たちの旅』のテーマである切なさも表現されていると思います。どうかよろしくお願いします」とアピールした。(錦怜那)


