ADVERTISEMENT

「牙狼<GARO>」栗山航、流牙を演じて13年「毎回これで終わりだと…」莉杏との再タッグに感慨

「牙狼<GARO> 東ノ界楼」主人公・道外流牙役の栗山航
「牙狼<GARO> 東ノ界楼」主人公・道外流牙役の栗山航

 特撮ドラマ「牙狼<GARO>」シリーズ最新作「牙狼<GARO> 東ノ界楼」で主人公・道外流牙を演じる栗山航がインタビューに応じ、8年ぶりにシリーズ復帰を果たした南里美希(莉杏役)とのタッグや、「自分としては明確な答えは出せないが、それでも納得のいく結末」と自負する物語について語った。

【画像】“謎の魔戒騎士”が登場!最新作「牙狼<GARO> 東ノ界楼」

毎作「これが最後かもしれない」という気持ち

「牙狼<GARO> 東ノ界楼」メインビジュアル - (C)2026「東ノ界楼」雨宮慶太/東北新社

 栗山は、2013年の「牙狼<GARO>~闇を照らす者~」から数えて、およそ13年近く道外流牙を演じている。「実は『牙狼<GARO>』の新作については、いつも直前に知らされるんです。ほかの作品なら打ち上げなどで『次もあるから』なんて話が出ることもありますが、この作品に関しては全くない。だから、毎回『これが最後かもしれない』という覚悟で現場に臨んでいます」と

ADVERTISEMENT

 そう言って笑う彼の表情からは、使命感のようなものがにじみ出ている。「『牙狼<GARO>』のオファーなら絶対に受けると決めていて、そこは覚悟しています。流牙の代わりはいませんから。『やるぞ』という時は、だいたい新しい構想、物語を練り上げられている段階なので。そこで僕が『やらない』と言ってしまうと、彼ら(制作陣)は悲しい顔をしてしまうでしょうし、僕だってそんな顔は見たくない」と語りつつ、「だから毎回『早めに言ってくださいね』とは言っているんですけど、やはりギリギリというか、もう少し早めに知りたかったなとは思っています(笑)」と笑ってみせる。

 そうして「牙狼<GARO>」シリーズを継承してきた栗山だが、シリーズが長く続くにつれて、撮影現場には若いスタッフの姿も多く見られるようになった。アクションチームの中には「子供の頃に『闇を照らす者』を見ていました」というスタッフも出てきたという。「もうそんなに経ったのかと驚きました。でもそれは、かつての視聴者が大人になり、今度はスタッフとして共に作品を作ることができるようになったということ。僕たちはそういう年月を過ごしてきたということなので、僕にとっても感慨深いことです」

ADVERTISEMENT

莉杏が8年ぶり登場「家に帰ったような気持ち」

久々の再会!流牙&パートナーの莉杏 - (C)2026「東ノ界楼」雨宮慶太/東北新社

 最新作では、2024年放送の前作「牙狼<GARO> ハガネを継ぐ者」で不在だった流牙のパートナー・莉杏が、シリーズに帰ってくる。「前作までは現場の雰囲気作りなどは僕が率先してやっていたんですけど、今作では莉杏(南里)が担ってくれて。現場のことは彼女に任せて、僕は流牙の役に徹して、現場にいられたような気がします」

 栗山はそんな南里との久々のタッグについて「驚いたのは、8年経っても彼女の見た目が全く変わっていないこと。僕がイメージした通りの莉杏がそこにいたのですが、中身は驚くほど大人になって帰ってきました」と振り返る。さらに、一緒に撮影をしていく中で、彼女のアクションが進化していることにも気づいたという。「普通、8年も空いたらアクションもできなくなると思うんです。でも、彼女は戻るという覚悟を持って仕上げてきたのか、この8年間、自分を律してきたというのがすごく見えて。なんといっても、彼女は『牙狼<GARO>』という作品をとても愛しているんです。それが伝わってきた感じがします」

ADVERTISEMENT

 流牙というキャラクターにとって、莉杏は「家に帰ったような気持ち」にさせてくれる存在だと改めて感じたという。「『ハガネを継ぐ者』での流牙は、後輩を導く師匠のような立ち位置でした。でも、莉杏の隣にいる時は『家に帰ってきた』ような感覚になる。これまでのシリーズでは出せなかった、柔らかくて懐かしい表情が随所に出ていると思います。それは、僕自身が莉杏という存在に対して抱いている信頼感そのものかもしれません」と栗山は語る。「だから『ハガネを継ぐ者』では出せなかった表情が出ているといいますか、『流牙のこういう表情を久しぶりに見たな』『バディ感があるな』と感じてもらえると思います」

シリーズの未来を広げる初挑戦

全編グリーンバック!壮大なスケールのファンタジー作品に - (C)2026「東ノ界楼」雨宮慶太/東北新社

 本作では新たな試みとして、「牙狼<GARO>」シリーズで初めて全編グリーンバックによるリアルタイム合成システムを用いて撮影が行われた。「ずっとスタジオの中での撮影だったので、環境としてはとても良かったのですが、背景が何もない中で想像力を働かせ続けるのは、役者として試される作業でした。ただ設置面まで真っ平らなグリーンなので、アクションは非常にしやすいという利点はありましたが、毎日が試行錯誤の連続でした」というが、実際に映像を確認してみた際に、そのクオリティーに確信を持ったという。

 「実際に映像を見たらその心配は一瞬で吹き飛びました。それどころか、このシステムを使えば『牙狼<GARO>』は今後、どんな世界でも作れるようになる。作品の可能性を大きく広げるターニングポイントになる、素晴らしい未来が見えた気がしました」

ADVERTISEMENT

 さらに、監督陣には「牙狼<GARO>」のアクションを新たなステージへと押し上げた鈴村正樹メイン監督を筆頭に、「ハガネを継ぐ者」で繊細な人間ドラマを描いた木村好克監督、そして「ウルトラマン」シリーズで画期的な特撮表現を確立した田口清隆監督が参加している。

 「田口監督は最初から『流牙シリーズが好きだ』と言ってくださって、作品への愛がすごかったです。演出や画角も、これまでの監督たちとは全く違うアプローチで新鮮でした」と振り返った栗山。「特に印象的だったのは、田口監督自らが演じて見せてくれた『ホラーに憑依された時の動き』。一瞬でその世界観を体現してしまうんです。本当にこの世界が好きなんだな、と圧倒されました」

流牙の旅路は…視聴者に問いかける結末へ

新作は第2章の始まりに!?

 全9話で濃密な物語が展開されるシリーズ最新作。「莉杏との関係性はもちろん、結末に行くまでの過程を大事にしたかった」と語る栗山は、「莉杏が成長する姿、覚悟する姿みたいなところを描いているのですが、その裏で流牙がどう思って自分で決心したのか。流牙の心の成長劇でもあると思っています」と明かす。

 また、物語の結末について「『牙狼<GARO>』って結末がどうなるのか分からないままスタートするんです。今作も同様で、監督やプロデューサー陣とは何度も話し合いました。僕や莉杏にとって納得のいく結末を迎えられたかなと思います」と自信をのぞかせた。

ADVERTISEMENT

 具体的な内容については言葉を選びながらも「それが白黒はっきりした“良い結末”なのか、それとも“悪い結末”なのか。あえて決めつけたくなくて。僕自身、演じ終えても明確な答えは出せなかった」と振り返る。その上で「この物語のラストを見て、みなさんは『これで終わっていい』と思いますか? それとも『第2章の始まり』だと感じますか? それをみなさんに問いかけたい。僕自身は毎回、これで終わりだと思って演じていますし、今作もそのつもりで全力を出し切りました。ただ皆さんが気持ちよく観終える方が流牙としても浄化されると思うし、僕としてもそっちのほうが嬉しいので。その答えを見つけるためにも、最後まで見届けてほしいですね」と期待をあおった。(取材・文:壬生智裕)

「牙狼<GARO> 東ノ界楼」は1月29日(木)22時~ TOKYO MX、24時半~BS日テレにてスタート(「牙狼<GARO>」公式YouTube、TVer、バンダイチャンネルほかにて配信予定)

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ツイート
  • シェア
ADVERTISEMENT