「ばけばけ」濱正悟が意味深予告 “教育者”庄田多吉の今後「胃が痛くなることが起きてしまう」

高石あかり(高=はしごだか)が主演を務める連続テレビ小説「ばけばけ」(NHK総合・月~土、午前8時~ほか ※土曜は1週間の振り返り)で、松江の秀才・庄田多吉を演じている濱正悟が、2022年度後期放送の「舞いあがれ!」以来となる朝ドラ出演の心境、第17週で描かれたサワ(円井わん)との関係性を振り返った。
連続テレビ小説の第113作「ばけばけ」は、松江の没落士族の娘・小泉セツとラフカディオ・ハーン(小泉八雲)をモデルに、西洋化で急速に時代が移り変わっていく明治日本の中で埋もれていった人々をフィクションとして描く。「怪談」を愛し、外国人の夫と共に、何気ない日常の日々を歩んでいく夫婦の物語。
Q:久しぶりの朝ドラの現場について
「舞いあがれ!」も大阪制作だったので、また大阪で撮影できるのがとても楽しみでした。知っているスタッフさんがたくさんいらっしゃって初日からいろんな人にイジられ、居心地がよかったです(笑)。キャストの皆さんもフランクな方ばかり。吉沢亮さんに英語ゼリフの覚え方を聞いたら「常に聞き続けて反復している」と教えてくれたので、僕もとにかく反復しました。英語を練習しているとトミー・バストウさんも「あってる、あってる」という感じでニコニコしてくれて、優しかったです。
Q:庄田多吉を演じての感想
庄田と関わりの多いおサワさんは「ばけばけ」の中で一番まともと言えるぐらい芯がある方で、親友の錦織も割とツンとしている。だから、その二人にゆるく絡んでいくのはどうだろうと考えて演じてみました。素の自分自身に近い感じかもしれません。これまでは癖が強いキャラや悪い奴を演じることが多く、庄田のような役をあまりやってこなかったので新鮮でしたね。言動に悪意がない純粋でまっすぐな男ですが、「ばけばけ」の他の人物と同じように多面的に描かれていているところがいいなと思います。
印象的だったのは第83回でサワとお蕎麦を食べるシーン。庄田のセリフがとても長く、しかもワンテイクで撮るのでかなり緊張しました。実は撮影順の都合でここが初めての会話芝居だったので、この撮影までは円井さんに話しかけないと決めていたんです。そのせいでさらに緊張してしまい、お蕎麦の味は覚えていません(笑)。
Q:庄田はどこでサワを好きになったのか
どこで決定的に好きになったとするか監督と話し合いましたが、あまり分かりやすくしなくていいとのことでした。庄田には「人の役に立つ」「人に何か教えたい」という教育者としての気持ちがあるので、最初はそんな思いでサワに勉強を教えはじめたのだと思います。単純に女性の教師があまりいないから気になったところもあるでしょう。会話をするうちに、サワにも「ちょっと遠い存在になっているすごい親友」がいて自分と似たような感じなんだと気づく。それで勉強を教えていると、サワがふと庄田に笑顔を見せたりするんです。こういう表情やしぐさに惹(ひ)かれたのかなと思いながら演じていました。台本に「サワ、笑顔になる」とは書いていないけれど、円井わんさんが絶妙な機微の反応をくださって二人の関係性のポイントが想定外の所にできていく。それが撮影していて面白かったです。庄田のプロポーズはすごく早いと思いましたが(笑)、これはおトキさんの後押しがあってこそ。おサワさんの親友から背中を押されたらいけると思いますよね。それでも一筋縄でいかないのが「ばけばけ」です。視聴者の皆さんには、女心をわかっていない庄田にツッコみを入れつつ応援していただけたらうれしいです。
Q:錦織とのシーンについて
錦織と庄田は親友の割に一緒のシーンが少ないんです。第4週から再会する第17週までかなり開いたのでどうやろうか少し悩みましたが、錦織の目を久しぶりに見た時に多くを語らずともこれだけでいいと感じられました。でも、帝大卒の資格試験と教員免許の件でやはり気まずさも。山橋西洋料理店で話をした時は、監督からカットがかかった瞬間に僕も吉沢さんも思わず「気まずっ」と言ったほど気まずかったです。
そんな二人の友情と、庄田の教育者としての一面もこれから描かれていきます。庄田としては胃が痛くなることが起きてしまうのですが……どうぞお見逃しなく!
(編集部・倉本拓弥)


