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「超宇宙刑事ギャバン インフィニティ」プロデューサー、シーズン化も期待 マルチバースで拡がる無限の世界観

まさに可能性無限大!「超宇宙刑事ギャバン インフィニティ」より
まさに可能性無限大!「超宇宙刑事ギャバン インフィニティ」より - (C)テレビ朝日・東映AG・東映

 東映の新たな映像ブランド「PROJECT R.E.D.」の第1弾として、2月15日からスタートする新番組「超宇宙刑事ギャバン インフィニティ」(テレビ朝日系・毎週日曜午前9時30分~)。初回放送に先駆け、チーフプロデューサーを務める久慈麗人(東映)がリモートインタビューに応じ、監督&脚本家共に最強布陣で展開する作品の世界観について語った。

【動画】「超宇宙刑事ギャバン」最速深掘り!ギャバン蒸着者インタビュー

 「超宇宙刑事ギャバン インフィニティ」は、1980年代に放送された人気特撮「宇宙刑事ギャバン」(1982~1983)の革新性を踏襲しつつ、新たな世界観を構築し、メタリックボディが赤く光るギャバン・インフィニティに“蒸着”する銀河連邦警察捜査官・弩城怜慈(どき・れいじ)の活躍を描く特撮ドラマ。劇中には、いくつも重なる多元宇宙(コスモレイヤー)によって複数の地球が存在しており、怜慈はさまざまな次元をわたり、そこで活躍する宇宙刑事ギャバンと協力して捜査にあたる。

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宇宙刑事ギャバンが3体登場するワケ

(C)テレビ朝日・東映AG・東映

 「宇宙刑事ギャバン」が放送されていた1980年代と比較すると、科学が発展した現代において「宇宙」はより身近なテーマとなった。久慈プロデューサーは、「いま宇宙やSFに向き合うとしたらどうなるのか。最初の段階で、監督や脚本家を交えて考えていきました」と切り出し、「宇宙刑事というワードを俯瞰的に捉えて、『もっと宇宙っぽさを出すとしたら? 刑事っぽさを出すとしたら?』という発想をヒントに、キャラクター設定や、話のフォーマット、悪役の設定などを考えていきました」と世界観構築で意識していることを明かした。

 劇中には、所持した者の感情に反応するエネルギー生命体「エモルギー」が登場する。ギャバンの蒸着にも必要なこの概念は、“感情”というキーワードに注目した久慈プロデューサーが発案者だった。「当初は、バンダイさんから何かしらのキーアイテムとして、エイリアンっぽいものを提案されていたのですが、そこにもう一要素足せないかなと思ったんです。子供たちが初めて感情を意識するきっかけとなる作品になれたら面白いですし、被害者や犯人の感情に迫る刑事ドラマとも相性がいいキーワードでもあったんです」

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 世界観で特筆すべきは、宇宙刑事ギャバンが1体ではなく、多次元の地球にそれぞれ存在すること。すでに、主人公のギャバン・インフィニティ(多元地球 A0073)をはじめ、ギャバン・ブシドー(多元地球Λ8018)、ギャバン・ルミナス(多元地球Ι5109)と3体のギャバンが発表されている。

 宇宙刑事ギャバンを3体登場させたことについて、久慈プロデューサーは「見る側の想像の拡がりを刺激したいことが理由の1つです」と語る。「第1話を見ていただくとわかりますが、基本的にはギャバン・インフィニティを軸に物語を見ていく構成になります。『ギャバンは宇宙にただ1人のヒーローなんだ』と宣言した上で、『実は宇宙はたくさんある。つまり、ギャバンも複数存在する』という設定にすると、視聴者が『別の宇宙には、こんなギャバンもいるかも』という捉え方もできるわけです」

 「世界観を拡大するうえで、1人のヒーローを追っていくのは仮面ライダー味があり、複数のヒーローが常に一緒に行動しているとスーパー戦隊っぽくなってしまいます。それらと差別化するとしたら、主人公となり得るヒーローが多元宇宙に複数存在して、そのヒーロー同士を出会わせてしまう。つまり、全く別作品のタイトルを背負えるほどのヒーローが、すでにその冠を背負っているヒーローに出会い、そこで物語が生まれていくみたいなことをやってみたかったんです。脚本家には『仮にギャバン・ブシドーが主人公になっても1年間できるくらいの世界観を作りましょう!』と提案したところ、『もちろんです!』と言ってくださり、3つの世界観を構築していきました」

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マルチバースの導入、ヒントは映画『ドラえもん』

(C)テレビ朝日・東映AG・東映

 多元宇宙(=マルチバース)要素は、近年アメコミヒーロー作品などで一般化してきたものの、設定の複雑さなどから「内容が追いつけない」という声も懸念される。子供から大人まで、幅広い層が視聴する東映特撮において、マルチバースはどのように導入されるのか。

 「もちろん『内容が複雑になってしまう』『子供が観てもわからないのでは』というリスクもあったので、あくまで今回は『ギャバン・インフィニティというヒーローの活躍を観る番組』というラインを意識して、そのラインで十分楽しめる作品にしています。ただ、ファンの方々の楽しみ方の幅として、掘り下げていくとさらに味がする設定を用意はしています」

 久慈プロデューサーはさらに、本作の構成について、映画『ドラえもん』シリーズを例に補足した。「『ドラえもん』の映画では、のび太とドラえもんが暮らす世界があり、彼らが別の世界を訪れて、そこで新たな登場人物と仲良くなったり、トラブルを解決して、最後にはもとの世界に戻ってきます。『ギャバン インフィニティ』では、そんな映画のようなワクワクする展開を毎週見せれたらすごいよね、と企画チームで盛り上がって作っていきました」

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「ギャバン インフィニティ」でシーズン2&3をやってもいい

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 「超宇宙刑事ギャバン インフィニティ」の脚本家として白羽の矢が立ったのは、スーパー戦隊シリーズ第48作「爆上戦隊ブンブンジャー」で久慈プロデューサーとタッグを組んだ冨岡淳広だ。「ブンブンジャー」ではメインライターとして魅力的なキャラクターを多数生み出した冨岡の手腕に、久慈プロデューサーも絶大な信頼を寄せている。

 「『PROJECT R.E.D.』は中・長期的に展開したいプロジェクトですので、『ギャバン インフィニティ』でシーズン2、シーズン3をやってもいいし、シーズン2はギャバン・ブシドーを主人公にしたり、他のギャバンが主人公のスピンオフもあってもいいと、最初の時点で妄想していました。無限の世界観を構築できる人は、冨岡さん以外にはいないと思います」

 さらにパイロット監督(※作品の方向性を決める監督)には、スーパー戦隊シリーズで数多くのレッドのスーツアクターを担当した福沢博文が抜てきされた。近年はアクション監督・監督として活躍する福沢が、初めてパイロット監督として参加することも、放送前から注目されている。

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 久慈プロデューサーは、福沢監督の起用について「アクション畑出身の監督を『ギャバン』に当てる意味というのは、ファンの方であればあるほど分かってくださると思っています」と明確な狙いがあることを明かす。

 「例えば映画『ジョン・ウィック』シリーズは、スタントマン出身の方が監督をやられています。アクションがベースにある人の発想で作られた世界観ゆえの面白さがあると考えた時に、今までにないものが見られるという期待が湧いてきて、福沢さんを監督に迎える案を思いつきました。これまでは、世界観の設定、キャスト、ロケ場所も全て決まっている作品に福沢さんが合流して、その中でいかにカッコよく見せられるかということをやられていましたが、今回は福沢さんが、設定もキャストもロケ場所も自由に決めることができる。そのうえでどんな画を作るのか、想像しただけでワクワクしました」

 また、久慈プロデューサーは福沢監督の「演出における引き出しの多さ」にも期待を寄せる。「福沢さんはものすごく勉強家で、あらゆるコンテンツをたくさん見ている方なんです。映画、アニメ、漫画はもちろん、この間は俳句の話もしていました。そういった各ジャンルから吸収した知識や感性をフル活用して進化し続ける人だからこそ、『PROJECT R.E.D.』第一弾作品のパイロット監督にふさわしいと思いました」

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初回の見どころは「弩城怜慈のカッコよさ」

(C)テレビ朝日・東映AG・東映

 タイトルに「インフィニティ」と名付けられたように、無限の可能性を秘めている本作。「『PROJECT R.E.D.』は数年で終わるものとは思われたくないですし、今後の展開も検討段階ではありますが、私の中では、1つのブランドとして、『超宇宙刑事ギャバン』がシーズン2、シーズン3と進んでもいいと思っています。それはテレビシリーズの枠組みでもいいですし、劇場映画やメディアミックスでスピンオフというのも面白いですよね」と久慈プロデューサーは期待を膨らませる。

 「『PROJECT R.E.D.』にキャッチコピーをつけるとしたら、私は『拡がっていくプロジェクト』だと思います。ヒーローが次々と生まれる意味もあれば、これまで特撮を観て来なかった層にも拡げていく意味も込められています。『インフィニティ』というタイトルは、東映プロデューサーチームの渡部Pが出してくれたワードだったのですが、記号もキャッチーですし、“拡がっていく”というテーマにも合っている。無数のギャバンの中でも、次元を超えていく唯一無二のギャバン(=ギャバン・インフィニティ)と特徴づけができるということで採用しました」

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 15日放送の第1話の見どころについて、久慈プロデューサーは「主人公の弩城怜慈がすごく気持ちのいいカッコよさを持っています。いつまでもその活躍を観ていたいと思える、そんなヒーローを生み出すことができたと思います。主演の長田光平さんはこれから、俳優としても、怜慈としても成長していきますので、そこにもぜひ注目していただきたいです」とアピールする。

 さらに、オリジナル版「宇宙刑事ギャバン」のファンや、休止期間に突入するスーパー戦隊シリーズのファンにも「『私たちが見たかったヒーローはこれだ!』と思えるように、一から『ヒーロー』に向き合った作品です。観るというよりは、なるべくリアルタイムで大勢の人と一緒に“体感”していただきたい」と呼びかけていた。(取材・文:編集部・倉本拓弥)

「超宇宙刑事ギャバン インフィニティ」はテレビ朝日系にて2月15日(日)午前9時30分スタート

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