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松たか子主演、石橋静河・松山ケンイチ共演 深田晃司監督『ナギダイアリー』9月25日公開決定【コメントあり】

(C) 2026 ナギダイアリー・パートナーズ / Survivance / Momo Film Co.

 『淵に立つ』などの作品で世界的に高い評価を受ける深田晃司監督の最新作『ナギダイアリー』が、9月25日(金)より全国公開されることが決定した。あわせてメインキャストも発表された。

【画像】『ナギダイアリー』キャストに松たか子、石橋静河・松山ケンイチ

 本作は、第39回岸田國士戯曲賞を受賞した平田オリザの代表作「東京ノート」に着想を得て、深田監督が自ら書き下ろしたオリジナル脚本による人間ドラマ。企画の立ち上げから9年の歳月をかけて完成した本作は、岡山県奈義町をモデルとした自然豊かな町「ナギ」を舞台に、喪失を抱えた人々の内面を緻密に描き出す。

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 主演を務めるのは、深田監督と初タッグとなる松たか子。癒えない喪失を胸に抱き、ひとり彫刻制作に没頭する主人公の寄子を演じている。また、寄子のもとを訪れる彫刻のモデル・友梨役を石橋静河が演じ、寄子の幼なじみで役場に勤める好浩役として松山ケンイチが出演する。そのほか、川口和空藤原聖藤間爽子水間ロン申瑞季らが名を連ねる。

 物語は、建築家の友梨が数日間の休暇をとって、別れた夫の姉である彫刻家の寄子のもとを訪れることから始まる。妻を亡くした好浩らとの出会いが、寄子の穏やかな日常に小さな揺らぎをもたらし、それぞれが目を背けてきた過去を浮かび上がらせていく。

 松は撮影を振り返り、「奈義町での約1カ月は、静かで、なんだかんだあっても平和で、様々なことに知恵を絞って、皆で助け合った日々でした」と感謝の言葉を寄せている。深田監督は「自分にとってこの作品ほどカメラを据えレンズを向ける(それは暴力的な行為でもある)その土地と人について考えた作品はありませんでした」と、9年におよぶ製作期間への想いを語っている。

 映画『ナギダイアリー』は、9月25日(金)より新宿ピカデリー、ユーロスペースほか全国公開。キャスト・監督のコメントは以下の通り。

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松たか子(遠藤寄子役)

奈義町での約1カ月は、静かで、なんだかんだあっても平和で、様々なことに知恵を絞って、皆で助け合った日々でした。
そんな生活の中で撮影したお話、楽しんでいただけたら幸いです。
奈義の皆さん、そして彫刻家の吉田愛美さんに心からの感謝を込めて。

石橋静河(坂下友梨役)

完成した映画を観たとき、春の変わりゆく光の中で、それぞれのキャラクターの儚さと強かさが美しく映し出されていると思いました。
尊敬する松たか子さんと、寄子と友梨として過ごした時間は私にとって財産です。 深田監督が描いた心地よい不安定さを、ぜひ劇場でたくさんの方に観ていただきたいです。

松山ケンイチ(井口好浩役)

深田監督とご一緒できる事、とても楽しみにしていました。現場では穏やかな時間や空間、演出の下で透明に近い表現ができたような気がします。それは共演の松さんや石橋さんとご一緒できたからというのも大きな要因です。そして何より奈義町で滞在中、町をあげて撮影隊を支えて頂き、雄大な自然とそこに暮らす人々の暖かさの中で素晴らしい撮影ができました。この地でしか出来なかったであろう作品を、どうぞ楽しみにしていてください。

深田晃司 監督

『ナギダイアリー』という作品は、岡山県の奈義町で撮影をしています。その出会いは偶然のような、偶然の皮を被った必然のような不思議なものでした。奈義町にあるとても素敵だと噂の美術館で平田オリザさんの代表作「東京ノート」を映画化できないかという夢のような話が持ち上がりました。「東京ノート」が大好きな私はすぐにその話に飛びつきました。
東京から7時間をかけたどり着いたその美術館は、奈義町の長閑な景観に突然降り立った宇宙船のようで、前に立つだけでも何か新しいことが起きそうな予感に満ちていました。宇宙船に入り込み、磯崎新によって設計された静謐な空間で時を刻む荒川修作宮脇愛子らの作品に衝撃を受け、その余韻に浸りながら、美術館のガラス窓に覗く那岐山を見て思ったのは「ここで東京を舞台にした映画を作るのはもったいない、奈義町を舞台にした『奈義ノート』を作りたい」という衝動でした。こうして、いつの間にか企画は「東京ノート」に後ろ髪をひかれつつもオリジナルな映画として歩み始めることとなりました。その日から自分でも思いもよらなかったほどの長い時間を奈義町で過ごすことになりました。奈義町に住み、歩き、眺め、話し、食べ、立ち止まり、雪に埋もれ、また歩き、といった具合で、自分にとってこの作品ほどカメラを据えレンズを向ける(それは暴力的な行為でもある)その土地と人について考えた作品はありませんでした。
気づけば最初の訪問から9年間が経ちました。東京から来た異邦人を暖かく迎えてくれた奈義町の人々と、素晴らしい俳優たち、スタッフたちと一緒に、この小さいような大きいような不思議な映画は出来上がりました。本当に感謝しかありません。

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