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2026年度後期の朝ドラ「ブラッサム」主演・石橋静河【モデル&物語は?】

 2026年度後期の連続テレビ小説・第115作「ブラッサム」の制作・主演が発表された。明治、大正、昭和を駆け抜け、自由を求め続けた作家・宇野千代をモデルとしたオリジナルストーリー。原作はなく、登場人物名や団体名などは一部改称してフィクションとして描かれる。主演は、制作陣からオファーを受けた俳優・石橋静河が務める。2026年秋放送予定。

モデルは宇野千代[1897(明治30)年~1996(平成8)年]

山口県・岩国生まれ。23歳で懸賞小説に応募し、当選。作家としてデビューする。
上京し、1936年にはファッション雑誌「スタイル」を創刊。エッセイやコラムなど人気を博すも、戦争の激化とともに廃刊を余儀なくされる。終戦後に「スタイル」を復活させ、着物のデザインや販売も始める。
1957年に代表作「おはん」が野間文芸賞を受賞。85歳で自伝的小説「生きて行く私」を刊行し、ミリオンセラーとなる。

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主人公・葉野珠(はの・たま)役は石橋静河

ブラッサム

 このたび「ブラッサム」の主人公、葉野珠(はの・たま)を演じさせていただくことになりました。声をかけていただいたときはびっくりして、「晴天の霹靂(へきれき)とはこのことか!」と思いました。いまだにびっくりしています。

 宇野千代さんは本当にたくさんのエッセイや小説を残されている方で、読み切れないぐらいの量があるんですが、いろんな本を読んでいくうちに「なんて素敵な方なんだ!」と思うようになりました。こんな素敵な方をこれから1年以上、長い時間をかけて、キャスト・スタッフの方と掘り下げていけるのかと思うと、とてもうれしいです。

 先日読んだ本にあった秘書の方の言葉ですが、宇野さんに毎朝「きょうの調子はいかがですか」と聞くと、「最高です!」と答えていたそうです。私もまずはそこから、毎朝起きたら「最高です!」と言おうかなと思っています。

 朝、全国の皆さんが、テレビを見て「きょうもいいもの見たな、よし!」と思ってもらえる作品にしたいと思いますので、応援よろしくお願いいたします。

<プロフィール>
1994年生まれ、東京都出身。2015年に俳優デビュー。2017年に初主演作『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』でブルーリボン賞ほか多くの新人賞受賞。
以降、ドラマ「東京ラブストーリー」「大豆田とわ子と三人の元夫」や大河ドラマ「鎌倉殿の13人」などの話題作に出演。昨年のドラマ10「燕は戻ってこない」では生活苦から代理出産を引き受ける主人公を演じ、東京ドラマアウォード2024で主演女優賞を受賞。
連続テレビ小説への出演は「半分、青い。」(2018)以来2回目。
父は歌手・俳優の石橋凌、母は俳優の原田美枝子

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物語

 明治30年、主人公・葉野珠(はの・たま)は山口県の岩国に生まれた。実母は珠が2歳の時に他界し、父と後妻である継母によって育てられた。女学校を卒業後、代用教員として働き始めるが解雇され、故郷の岩国を追われることに。親戚を頼って上京したことで、珠は幼き日の夢を強く意識し、小説の懸賞応募から、作家の道を切り開く。

 しかし、世の中は価値観が大きく揺れ動く時代。大正から昭和にかけて、関東大震災と戦争、結婚と離婚、倒産そして借金と、珠はさまざまな困難にのみ込まれながらも、作家として生きることに向き合う。そうした中で、小説家として花を咲かせる。

 時には敵を作り誤解され、傷つけ傷つきながらも、自由を求めて生きることに正直であり続けた珠は、小説に思いを忍ばせることで、読む人に「幸せ」を運んでいく。

脚本は櫻井剛

ブラッサム

作者・櫻井剛コメント

くれぐれも「ブラッサム」です。ブ「ロ」ッサムではなく、「ラ」です「ラ」。さぁ声に出してみましょう。「ブラッサム」…ほら、花咲く感じがしませんか? 作家・宇野千代さんは、小説家、着物デザイナー、雑誌の編集と、さまざまな花を咲かせた人物。宇野さんをモデルにした本作の主人公・葉野珠もまた、たくさん書いて書いて働いて、そして華やかに恋もして、色とりどりの花を咲かせてくれると思います。
人生の喜びも痛みも、その全部を養分にして珠がどんな花を咲かせるのか、みなさん是非お楽しみにして下さい。

<プロフィール>
1977年生まれ、茨城県出身。2001年にデビュー。主な執筆作にドラマ「マルモのおきて」「ビギナーズ!」「表参道高校合唱部!」など多数。近年、NHKでは夜ドラ「あなたのブツが、ここに」、連続テレビ小説の第109作「ブギウギ」、特集ドラマ「昔はおれと同い年だった田中さんとの友情」を担当した。

(C) NHK

(清水一)

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