波瑠、ジブリ『魔女の宅急便』の大ファン 「大人になってから泣いた」

俳優の波瑠が25日、都内で行われた日本テレビ系ドラマ「月夜行路(げつやこうろ)ー答えは名作の中にー」(4月8日スタート、毎週水曜よる10時~)の制作発表会見に登壇。本作のモチーフとなる名作文学にちなんで「皆さんが思う名作は何?」がトークのお題にあがると、ジブリファンであることを紹介。なかでも『魔女の宅急便』の魅力を熱く語った。
本作は、秋吉理香子の小説を原作に、銀座のバーのママで文学オタクの野宮ルナ(波瑠)が、家庭に居場所のない主婦・沢辻涼子(麻生)と、名作文学の知識をヒントに殺人事件の謎を紐解いていくミステリー。会見には共に主演を務める麻生久美子のほか、柳俊太郎(※「柳」は木へんに夘)、渋川清彦、作間龍斗(ACEes)、田中直樹も登壇した。
波瑠はトランスジェンダーで、古今東西の名作文学を愛する自称・小説家志望の文学オタク・野宮ルナを演じる 。旅先で遭遇する殺人事件の謎を、夏目漱石、太宰治、江戸川乱歩、谷崎潤一郎といった教科書でおなじみの名作文学の知識をフル活用して紐解いていく役柄だ。一方、麻生が演じる涼子は、仕事漬けの夫や反抗期の子どもたちにないがしろにされ、孤独を感じている主婦。45歳の誕生日、不倫を疑う夫・菊雄(田中直樹)を尾行中、ルナと出会う。
波瑠は「バーのママでありながら文学オタク。とても要素の多い役柄です。文学のみならず博識な女性で、なんでも知っている。でも、演じる分にはセリフが大変です。毎日ヒーヒー言いながら撮影についていっています」と感想を述べる。
麻生とは2012年公開の映画以来14年ぶりの共演。テレビドラマでは初のタッグとなるが、波瑠は麻生について「大阪(での撮影)で、1日目に麻生さんと一緒にご飯を食べに行きました。東京でなかなかそんな機会がなかったので嬉しかったです」といい、麻生も「一緒に食べたのはおしゃれな創作中華です。そんなふうに見えないと思いますが、波瑠さんはすごくよく食べる方なんです。たくさんあげたくなって、それ以外にお菓子とかコーヒーも差し入れしました」と話す。
撮影現場での印象について波瑠は、「麻生さんはやっぱり大先輩。すごくたくさんお話をしてくださって、時々可愛い……いや、だいたい可愛い(笑)」、麻生も「いつも私がおんぶに抱っこ。本当にしっかりされているんです。私は波瑠さんが初日から膨大なセリフを間違わずにすらすら話すのが感動的で。それで現場が(スケジュールが)まくまく」と仲睦まじい様子を覗かせた。
「名作文学」にちなみ、それぞれが人生で出会った「名作」がトークのテーマにあがると、波瑠は「私はアニメーションのジブリ作品が好き」とジブリファンであることを紹介。「ジブリの名作は数え切れないって思っています。子供の頃に観ていたものを大人になっても観ているんです。DVDボックスも持っていて、何度も見返すものがたくさんあります。中でも『もののけ姫』と『魔女の宅急便』が好きで……」とジブリ愛を吐露。「大人になってから魔女の宅急便で泣きました(笑)。自分が働くようになると、キキが違うように見えたりして……そんなふうに大人になっても心に染みるものが見つけられる、それが名作だと思います」と続けた。
麻生は「パッと思い浮かぶのが、昔読んで記憶に残っている三浦綾子さんの『塩狩峠』、それから梶井基次郎さんの『檸檬』」と文学作品を挙げ、「台本の表紙にもなっている『檸檬』が好きなので、スタッフTシャツをぜひ『檸檬』で作りたい」と笑顔を見せる。渋川は映画『男はつらいよ』シリーズを、作間は映画『タイタニック』、柳はドラマ「北の国から」、田中は映画『JAWS/ジョーズ』を挙げていた。(取材・文:名鹿祥史)


