綾野剛、磯村勇斗&末澤誠也の運命を静かに狂わせていくメンター役に 『mentor』10.16公開決定

磯村勇斗と、今回が個人として初めて映画主演するAぇ! groupの末澤誠也がダブル主演を務める映画『mentor』(メンター)が10月16日(金)に公開されることが決定した。本作で脚本・監督を務めるのは、『ミッシング』(24)や『空白』(21)など、観る者の心に鋭く切り込む“人間描写の鬼”吉田恵輔(「吉」はつちよしが正式)。過去に囚われたまま大人になった二人の青年と、彼らの運命を静かに、しかし確実に狂わせていくメンターの存在を描く新感覚エンターテインメントだ。
物語の重要人物であり鍵を握る“メンター(助言者)”埜本(のもと)を演じるのは綾野剛。埜本は、15年前に龍之介(磯村)と拓海(末澤)が起こした花火の事故で妻子を失い、自らも全身に火傷したアパートの元住人。15年の時を経て二人の前に現れた埜本は、恨みをぶつけるどころか優しすぎ、その優しさは龍之介には拭えない違和感となり、拓海には救いの光のように映り、やがて心の拠り所となる“メンター”のような存在になっていく。綾野は、毎回約3時間を要する特殊メイクによって皮膚の質感や傷跡に至るまで緻密に作り込まれた火傷の姿で役に挑んだ。
ティザービジュアルは、3人の頭部が燃え上がる強烈なインパクトを放つもので、「だから狂う。」というコピーが添えられている。これは15年前の火災を想起させる頭上の炎が、消えることのない現実を表現している。あわせて公開された特報映像では、埜本が住んでいた燃え盛るアパートを前に立ち尽くす少年時代の龍之介と拓海の姿から幕を開ける。現在はオリンピック出場を目指しアーチェリーに打ち込む龍之介と、埜本を「メンター」と呼び懐く拓海の姿が映し出されるが、優しい笑顔から一転して表情をなくす埜本の姿など、全編を覆う静かな狂気に満ちた仕上がりになっている。
磯村は「現場での綾野さんの存在は、この作品を灯す炎のよう」と語り、末澤も「近くでたくさん学ばせて頂きました」と撮影現場での経験を明かした。吉田監督は「完成後、改めて綾野剛さんの凄さに感謝と感動。映画作りはバランスが大事です。しかし『mentor』は個性がぶつかり合い、全く調和しないのが魅力」と本作への自信をのぞかせている。
映画『mentor』は10月16日(金)全国公開。綾野、磯村、末澤、監督のコメントは以下の通り。
綾野剛 (メンター・埜本潤役)コメント全文
磯村勇斗さんの鍛錬と感性の爆発力、末澤誠也さんの才能と天性の瞬発力。
そして吉田恵輔監督の奇才奇天烈な総合力。
その火口に飛び込み混ざり、ただただ極上のカオスな日々を過ごさせて頂きました。
ぜひ、これ以上の情報を一切入れずノーガードで映画『mentor』を浴びて頂けましたら幸いです。
磯村勇斗(益子龍之介役)コメント全文
綾野剛さんがメンター役とお聞きした時、率直に嬉しかったです。それは、普段から僕のメンター的存在なので、同じ空間で再びお芝居ができることをとても楽しみにしていました。現場での綾野さんの存在は、この作品を灯す炎のように僕たちを導き、メンターの明部と暗部の危うく揺れ動く輪郭に、僕たちは翻弄されました。そこに、末澤さんの鮮烈な存在感が、三人の関係にうねりを生み出し、物語に緊張と緩和を与えてくれました。胸が抉られ、どこか笑えてくる。五感をジャックし、感情を揺さぶり、思考まで侵食してくる吉田恵輔監督とは何者なのか。僕は今もなお考え続けています。先の読めないこの作品に、どうぞ身を放り投げるように飛び込んでいただけたら嬉しいです。
末澤誠也(上谷拓海役)コメント全文
人間のドロドロした部分が溢れていて、一つの事件に対して、様々な角度から描かれているので色んな感じ方をしていただける、吉田監督の世界観が存分に味わえる映画になってます。観させて頂いた後、この映画のジャンルは何になるんだろうとみんなで話していました。そこも含めて楽しんで頂けると嬉しいです。
磯村くんとは本当に子供の頃から仲良かったみたいに、撮影の合間でふざけ合っていましたし、綾野さんとのシーンも多かったのですが、すごく気さくに話してくださり、近くでたくさん学ばせて頂きました。
僕にとって個人としての初主演作品になる『mentor』ですが、物凄く貴重な経験をさせていただけた現場でした。
是非劇場でお楽しみください。
吉田恵輔/脚本・監督 コメント全文
タイトルにもあるメンター役には当初から綾野剛さんをイメージしていました。いつかご一緒したい俳優であるのは勿論、圧倒的な演技力は言うことなし。そして今作、最も必要だったのは、柔らかな人物像でありながら、カリスマ性を持ち合わせ、時に狂気も垣間見えるキャラクター。撮影中は、こんな演技に貪欲で妥協がない人がいるのかと驚きつつ、監督として負けるわけにはいかないので、いつも以上の集中力で脳みそフル回転でした。
完成後、改めて綾野剛さんの凄さに感謝と感動。映画作りはバランスが大事です。しかし『mentor』は個性がぶつかり合い、全く調和しないのが魅力だと思っています。今まで体感したことのない映画を是非劇場で味わっていただきたいです。


