「風、薫る」藤原季節、朝ドラの力実感「たった1日でこんなに人生が変わるのか」

24日放送・第85回より藤原季節演じる寛太
24日放送・第85回より藤原季節演じる寛太 - (C)NHK

 連続テレビ小説「風、薫る」(NHK総合・月~土、午前8時~ほか ※土曜は1週間の振り返り)で詐欺師・寛太を演じる藤原季節が、朝ドラ初出演となった本作での反響や「すばらしすぎて泣いた」という第17週の展開、今後の寛太について語った。

【画像】寛太(藤原季節)名場面集

 連続テレビ小説第114作となる本作は、まだ女性の職業が確立されていなかった明治期を舞台に、考え方もやり方も違う二人のトレインドナース(正規に訓練された看護師)を描くストーリー。看護婦養成所を卒業した一ノ瀬りん(見上愛)と大家直美(上坂樹里)が、患者や医師たちとの向き合い方に悩み、ぶつかり成長していく中でバディとなり、まだ見ぬ世界を切り拓いていく。脚本はドラマ「ダメな私に恋してください」(2016)、「くるり~誰が私と恋をした?~」(2024)などの吉澤智子

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 藤原が演じる寛太は、金もうけのためにいくつもの顔を使い分ける詐欺師。“海軍中尉・小日向栄介”と称して直美と鹿鳴館で知り合って以来、腐れ縁が続くニクめない男で、「自分を捨てた母親の顔を見てみたい」という直美の母親探しに手を貸すようになる。

 あらためて、寛太役への反響について「小日向が寛太(=詐欺師)だとばれてからの反響は自分が想像していたより何倍も大きいです。たった1日でこんなに人生が変わるのかと思ったくらいで。どこに行っても「寛太、寛太」と言っていただけて、こんなに届くものなのかと驚いています」と驚きを明かす藤原。「団子屋で初めて直美と話すシーンでは寛太の複雑な内面や愛きょうを盛り込んで演じたのですが、視聴者の皆さんにそれがきちんと届いて、寛太を愛し始めてくださったことが伝わりうれしかったです。『風、薫る』の放送を毎日楽しみにしているので人生で初めて土日がつまらないです。自分が出ていないシーンも脚本でイメージしていたセットが実際は全然違っていたりすることも楽しくて“朝ドラ”ってすごいなと思いながら見ています」と朝ドラの力を実感している。

団子屋にて直美(上坂樹里)

 第17週は、直美がついに幼いころに自分を捨てた母親にたどり着く重要な展開となったが、そこへ関わってきたのが寛太。藤原は「第17週の脚本がすばらしすぎて僕、泣いたんですよね」と話す。

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 「数日前から文を演じる内田慈さんの集中力がすごくて。この役を生き切るというかこの週にかける思いが伝わってきました。寛太が文をおんぶしに家に行くシーンがありましたが、文の部屋を見た瞬間「こんなにつつましく暮らしていたのか……」と気持ちが込み上げてしまいました。遊んでいる気配も恋人がいる気配もない、ただ一人で暮らして直美のためにコツコツお金を貯めていたのだとあの部屋を見た瞬間に感じ、目の前に立っている内田慈さんと上坂樹里さんが本当に親子に見えてきてしまって……この週はやばいなって」

 気になる寛太の今後については「寛太って大物になりそうな予感がしません? 病院の建設費用出しちゃうくらいの大金を稼ぐ、うさんくさいおじいちゃんになるとか(笑)。とりあえず自分の中で勝手に決めてしまっていることがあるんですけど……生き抜く。死なない。それだけは決めています。孤独を知り、時代の裏側を見てきて、人に本心を明かさない強さを持っている寛太。そういう人間にこそ「俺は生き抜いたぞ!」と言ってほしい。この先、どのように明治という時代を生き、直美とどんな関わりをするのか、僕が一番気になっています」と期待を込めた。(石川友里恵)

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