金獅子賞は『ウーマン・アンノウン』日本勢はコンペ受賞逃すも存在感【第83回ベネチア国際映画祭】

現地時間12日、第83回ベネチア国際映画祭コンペティション部門の授賞式がイタリアで行われ、最高賞にあたる金獅子賞をデンマークのマイ・エル=トーキー監督による『ウーマン・アンノウン(英題) / Woman Unknown』が受賞した。日本から出品されていた、是枝裕和監督作『ルックバック』、塚本晋也監督作『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?』(共に公開中)の受賞はならなかった。
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『ウーマン・アンノウン(英題)』は、解放直後のデンマークで結婚を控える女性が、第2次世界大戦中にドイツ兵と関係を持っていた過去に脅かされる物語。この日は主演のマティルド・アーセルが最優秀女優賞に輝き、ダブル受賞の快挙となった。
銀獅子賞(審査員大賞)は『バーニング 劇場版』などで知られる韓国の名匠イ・チャンドン監督の『もしもの愛』が受賞。銀獅子賞(監督賞)は『DAU(原題)』のイリヤ・フルジャノフスキー監督が受賞した。
また、最優秀男優賞は『ワイルド・ホース・ナイン』のジョン・マルコヴィッチが受賞。ドキュメンタリー映画『NAZA』は審査員特別賞を受けた。
コンペティション部門での受賞はなかったが『ルックバック』は公式独立賞である「Cinema & Arts(シネマ&アーツ)」賞の最優秀作品賞と「SIGNIS Award(シグニス賞)」、そして「CinemaSara(チネマサラ)賞」の最優秀作品賞を受賞。『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?』は「レオンチーノ・ドーロ賞(Leoncino d'oro/金の小獅子賞)」を日本作品として初めて受賞するなど存在感を示した。
第83回ベネチア国際映画祭主な受賞結果は以下の通り
■金獅子賞
『ウーマン・アンノウン(英題) / Woman Unknown』(デンマーク、スウェーデン、ラトビア)
マイ・エル=トーキー監督
■銀獅子賞(審査員大賞)
『もしもの愛』(韓国)
イ・チャンドン監督
■銀獅子賞(監督賞)
イリヤ・フルジャノフスキー監督
『DAU(原題)』(ドイツ、フランス、スウェーデン)
■最優秀女優賞
マティルド・アーセル
『ウーマン・アンノウン(英題) / Woman Unknown』(デンマーク、スウェーデン、ラトビア)
■最優秀男優賞
ジョン・マルコヴィッチ
『ワイルド・ホース・ナイン』(イギリス、アメリカ、チリ)
■最優秀脚本賞
ステファヌ・ブリゼ、コラリー・アメデオ、オリヴィエ・ゴルス
『ア・グッド・リトル・ソルジャーズ(英題) / A Good Little Soldier』(フランス)
■審査員特別賞
『ナザ(原題) / NAZA』(英国)
ユヴァル・アブラハーム監督、ラヘル・ショール監督
■マルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)
マロウ・ケビジ
『ア・プレイス・トゥ・ヒール(英題) / A Place To Heal』(フランス)
■ルイジ・デ・ラウレンティス賞(新人監督賞)
オーギュスト・ベルナール・クエモ・ヤンフ監督
『ハウス・オブ・ザ・ウィンドゥ(英題) / House of the Wind』(カメルーン、フランス、ベルギー、ベナン、サウジアラビア、カタール)
【オリゾンティ部門】
■オリゾンティ賞(最優秀作品賞)
『ダイアナ・イン・ザ・ループ(英題) / Diane in the Loop』(ベルギー、フランス)
アン・シロ監督、ラファエル・バルボーニ監督
【クラシック部門】
■最優秀復元映画賞
『残酷な夜』フロレスタノ・ヴァンチーニ監督
【イマーシブ部門】
■最優秀VR作品賞
『The Pigeon Ring(英題) / ザ・ピジョン・リング』ユチ・ジャン監督、シーシン・タオ監督(中国)



