[Alexandros]磯部寛之、ライブ直後に「豊臣兄弟!」メンバーと視聴 「最高に幸せ」

仲野太賀主演による大河ドラマ「豊臣兄弟!」(NHK総合・毎週日曜午後8:00ほかで放送中)20日放送・第36回では、ロックバンド[Alexandros]の磯部寛之演じる長宗我部元親を軸にしたエピソードが展開し、磯部が役へのアプローチや印象に残っているシーン、第36回での主人公・豊臣秀長(仲野)との対峙シーンまでを語った。
第36回「姫若子と鬼若子」では、四国一統を悲願とする長宗我部元親が秀吉(池松壮亮)に反旗を翻す。秀吉は、四国攻めの総大将に秀長を指名。関白になろうとしていた秀長は、世に自身の力を誇示するため、天然の要害・四国を圧倒的な力で攻め落とす大規模作戦を実行する。
本作が大河ドラマ初出演となる磯部。長宗我部元親を演じるにあたって、墓参りに行ったという。
「お芝居をすることが自分の人生でほとんどなかったので、大河ドラマへの出演は現実離れしたお話でしたが、本当に光栄です。出演させていただくからには堂々とぶつかっていこうと、元親への思いをしっかり自分の中に落とし込むために、まずは元親のお墓参りに行きました。そして、歴史についても可能な限り学びました。それらを通して、元親は自分の中に大義があり、家臣思いで、優しい人物だと感じています。自らの運命に忠実に生き、そのためには残酷にも、鬼にもなれる人だったのではと考えました」
主演の仲野との共演については「主演の秀長役・(仲野)太賀君とは以前から面識があったので、「リハーサルや撮影のときに浴衣を持っていこうと思うんだけど、これって正しいのかな」と聞いたとき、現場での一日の流れを文章で送ってくれました。座長という大変な立場でありながら、誠実に接してくれて本当に感謝しています。周囲の人に助けられた大河ドラマの現場で、人間としても一回り成長させていただいたと感じています」と仲野の誠実な人柄に助けられ、ほれ込んでいる様子。
これまで特に印象的だったシーンとして挙げたのが、第25回「変事の予兆」で能を舞うシーン。放送はバンドのメンバーと視聴したといい、同収録をこう振り返る。
「元親の初めてのセリフは、第25回で能を舞った後、信長(小栗旬)にあいさつをする場面でした。主演級の方々がたくさん座っているなか、その真ん中で能を舞う。これまでどんなに大きな会場でのライブも緊張したことはなかったのですが、このシーンはさすがに緊張しました。実は第25回の放送当日、(所属するバンド([Alexandros]が)仙台でライブだったんです。ライブが終わった直後に楽屋に戻り、汗だくのままメンバーと放送を見ました。そこでまた緊張して、変な汗をかいて。「ベースよりうまいじゃん」といじられましたが(笑)、みんなで盛り上がれて最高に幸せでした」
20日放送・第36回では、第25回で元親が秀長に告げた「戦は好きか嫌いかでするものじゃない」の言葉が回収される展開も。劣勢に陥った元親に対し、秀長は粘り強く降伏を促し、元親は秀長からのとある贈り物、その思いに触れ、ついに羽柴に下る決意をした。磯部は「羽柴に下ることを心に決めて秀長と対峙するシーンは、元親としての集大成でした」という。
「秀長だけには、元親はじわじわと自分の弱みを見せていく。そしてすべてを見せきったあとに、秀長が言ってくれるのが「好きじゃき」という言葉です。これは、秀長と初めて対話するシーンで、元親が秀長に言った言葉でした。同じ言葉を、この大事な場面で、今度は秀長から言ってもらえたことは感慨深かったですね。もちろん秀長が元親に向けて発した言葉ですが、役としても人としても、ひとつ特別な関係性になれたのかなと感じました。少しでも「豊臣兄弟!」というすばらしい作品の力添えができるよう、自分なりに精一杯最後までやりきることが誠意だと感じているので、引き続き楽しみにご覧いただけたらうれしいです」と振り返っている。(石川友里恵)



