朝ドラ「風、薫る」もう一度見たい名場面ベスト10発表!見上愛&上坂樹里が1200人のファンと振り返る

連続テレビ小説「風、薫る」(NHK総合・月~土、午前8時~ほか)のファン感謝祭が19日、栃木県総合文化センターで開催され、ダブル主演を務める見上愛と上坂樹里が登壇。およそ1,200人が来場したイベントでは、ファンが選んだ「もう一度見たい!「風、薫る」名場面ベスト10」が発表され、第1位に第74回(7月9日放送)の「りん、看護婦やめな」が選ばれた。
朝ドラ第114作「風、薫る」は、激動の明治時代に看護の世界へ飛び込んだ、二人のナースの冒険物語。栃木や東京、新潟を舞台にしたオリジナル作品であり、原案は田中ひかる氏の著書「明治のナイチンゲール 大関和物語」。イベントは、主人公のひとりである一ノ瀬りんのモチーフとなった大関和(おおぜき・ちか)さんの出身地である栃木県で行われ、一ノ瀬りん役の見上愛と、大家直美役の上坂樹里が名場面や撮影の舞台裏を振り返りながら作品の魅力に迫った。
ファンが選んだ「もう一度見たい!「風、薫る」名場面ベスト10」(8月中旬放送の21週まで)の3位には「りんとシマケンの恋模様」が選出。りんの良き相談相手“シマケン”こと島田健次郎を演じた佐野晶哉(Aぇ! group)がビデオメッセージを寄せた。ドラマのプレイバックでは、注目を浴びた第90回の海辺のシーンも。シマケンがりんに「愛おしいです!」と想いがあふれ出す、新潟で撮影されたシーンだ。
佐野はビデオメッセージ内で、りんとシマケンの歩みを振り返りながら「(自分の気持ちを)「はよ言えよ」と思いながら毎回台本を読んでいました。でも、それはそれですごく可愛げがあってシマケンのそういう部分が愛おしいなと。 (第90回:新潟の海でりん・環と共演する場面について)今、思い返してもグッときます。どれだけ時間が経ってもりんさんの顔を見たら、最初にふたりの思い出として頭の中に流れてきます。お付き合いをしたわけではないですが、それ以上の何かが交わったような(気持ちになりました)。シマケンとしても私自身としても特別なシーンです」としみじみ。さらに、「ほんまにすごいと思う。ほんとにすごい。皆さんも頑張っていらっしゃることはお分かりかと思いますが、主人公を演じるおふたりの努力は想像以上でした。常に現場で笑顔を絶やさず。(特に)おふたりが揃った時の“姉妹”のように慕い合っている様子がすごく素敵でした」と見上と上坂を称えていた。
対して、見上は不器用なシマケンに「本当にはっきりしないからもどかしかった」と言いながら、佐野について「それこそ年下なのに、樹里ちゃんもそうなんですけど、2人とも年下なのに、全くそういう感じはしなくて、とってもしっかりしていてすごくシマケンという役にも、あとりんをどういう顔にするかっていうことをすごく考えてくださっている方で、自分がりんと直美にどういう影響を与えられるかっていうことをすごい真摯に考えてくださってる方でした」とその真摯なアプローチに触れた。
第1位は、患者・山本(本田大輔)を死なせてしまったトラウマに苦しむりんに、直美が厳しい一言を告げる第74回「りん、看護婦やめな」。直美は「外科看護婦取り締まりとして、今のりんには看護婦として働いてもらうわけにはいきません」「りんも苦しいでしょ、やめていいよ、看護婦」と言い、追い詰められたりんは「それじゃ生きていけない」「誰より直美さんが知っているでしょう?」「わたしが働かなきゃたまきも母上も生きていけない」と声を荒げる。
見上は「14週から15週にかけて本当に大変で、生徒を2人辞めさせてしまったことへの責任感とか、山本さんのところでは全員がもう長くないとわかっている中で、最期をどう生きていくかという選択をしていく話だと思っていて。りんは山本さんの思いに寄り添うことが1番みんなのためになると思って選択したけれど、やっぱり山本さんを失ってから本当にそれで良かったのかっていう後悔に苛まれながら、今でいう適応障害に近い形になっていたんですけど、その中であのシーンがあって。直美だってやめろなんて言いたくないのに、りんのために、そして患者さんのために言ってくれた。とても辛いシーンでもありましたし、2人にとって必要なシーンではあったなと思ってます」と述懐。
一方、上坂は「辛かったですね。台本をいただいた時点から、これをりんに言わないといけないのか、っていうの考えただけで苦しかったですし、でもりんがだんだん自分を傷つけてまで、弱っていく姿を見て、りんのためを思って言えるのは私しかいないっていう、直美が持っている強さをそこで発揮したというか、今ここで伝えなければならないっていう、そういう思いがこのシーンで出たと思います」と、見上と同じく重要なシーンだったことを強調した。
残すところあと5話となったが、見上は「まずは半年間見守ってくださって本当にありがとうございました。こうやって見てくださっている皆さんがいて、そして温かい言葉を届けてくれている皆さんがいて、私たちは前に進みながら撮影を続けて、この「風、薫る」という作品を届けきることができそうです。あと1週間、5話。りんと直美が生きている時代や生きている世界だけじゃなく、その先の未来に何を託せるか、残せるかということをすごく考えながら進んでいく大切な1週間になりますので、どうか最後まで見守ってください。皆さん、今日はありがとうございました」と視聴者に感謝と共に呼びかけ。
上坂も「これまで半年間見守ってくださり、本当にありがとうございました。今日このイベントで今までのシーンを振り返りながら話していて、私たちが大切に紡いできた物語を、視聴者の皆様が真摯に大切に受け取ってくださって、こうやって温かく見守ってくださってるってことが改めて実感できて、本当に幸せな気持ちでいっぱいです。第26週「道標」が最終週になるんですけれども、りんと直美がこれまでたくさん悩んで、その先に、その悩んだ中にある出会いだったり別れだったり、そういうものが自分たちの未来へと繋がっていく、そんな大切な1週間となっていますので、どうか最後まで見届けていただけたら嬉しいです」と最終週への想いを語った。
ベスト10は下記の通り。(編集部・石井百合子)
1位:「りん、看護婦やめな」
2位:直美と文の別れ
3位:りんとシマケンの恋模様
4位:新潟で奮闘!
5位:信右衛門
6位:直美の決意
7位:看護婦養成所の卒業式
8位:「でれすけ」
9位:ドラマを彩った愛しのキャラたち
10位:捨松の格言



