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<作品情報>
『悪夢のエレベーター』は10月10日よりシネセゾン渋谷、シネ・リーブル池袋、新宿ミラノほかにて公開
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オフィシャルサイト
コピーライト:(C) 2009「悪夢のエレベーター」製作委員会 |
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『悪夢のエレベーター』
斎藤工 |
Q:本作のどこに惹(ひ)かれて出演を決められましたか。
内容はもちろんなのですが、堀部(圭亮)監督にお話をいただいたことです。別の映画で共演させていただいてから自分と感覚が近い人だと感じていて、堀部さんのためなら何でもしたかった。台本も入念に練られた物語で、創作意欲がすごく刺激されました。
Q:細かい演技が素晴らしかったです。
今回は密室が舞台で演者同士の距離がとても近かったので、その場で生まれる心情を優先しました。特に僕の演じた小川は、登場人物の中ではお客さまの目線に近い立場でもあったので、こんな状況に置かれたら多くの人は焦るんじゃないか……と思います。
Q:確かにあの心理状態はなかなか体験できるものではないですね。
事前に予想したものと、セットで感じたことはやはり違いました。ほぼ実寸大のセットで、いい意味でカメラを意識せずに演じられる環境でしたね。密室の心理状況は本当に特殊で、赤の他人も受け入れないといけなかったり、うそみたいなことも信じてしまったりするんです。僕自身もきっとそうなると思います。
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Q:好きな映画を3つ教えてください。
小津安二郎監督の『お早う』、宮崎駿監督の『天空の城ラピュタ』、そしてスタンリー・キューブリック監督の『博士の異常な愛情』です。この3作品は、いつ観ても初めて観た当時の感触を思い出すんです。
Q:普段、どんなものから刺激を受けることが多いですか?
読書です。文字を読むということは、自分にはとても大切なことですね。
Q:休日はどのように過ごしていますか?
お風呂も好きです。ただ、僕はサウナ料金をケチるんですよ(笑)。
Q:意外ですね(笑)。
サウナを使うときは、別料金で特別なタオルをもらうんですけど、それが僕の中では邪道に感じるので、そういうときは、ノーサウナです(笑)。サウナに入っている人と同じポテンシャルにするために自分をゆでるんです。それで水風呂と交互に入るんですけど、心臓までつかるとかなりゆだっちゃうんで、ヘソ上辺りがいい感じです(笑)。
Q:ご自身のチャームポイントはどこですか?
(迷いつつ)……唇が分厚いところ……ですか……。
Q:好きな女性のタイプを教えてください。
振り返ったときにシャンプーの香りがずっと続く人(笑)。
Q:女性にときめく瞬間はどんなときでしょうか?
あまのじゃくな人は気になりますね。パーティーに来ているのに、すごくつまらなそうにしている人とか(笑)。
Q:理想のデートは?
車を運転するのが好きなので、助手席に乗ってくれる方の好きな音楽などをリサーチして、車をベースに空間プロデュースしたいですね。「どこどこに行って楽しかった」とかではなくて、一緒にいた空間そのものが心地良かったと思ってもらえるようなことをしてあげたいです。
Q:仕事へのポリシーは?
こうしていこうと自分の頭の中で考えてしまうことはアテにならないので、そのときの感覚や嗅覚的なものを信じて今までやってきました。
Q:最後に、これからどんなことに挑戦していきたいですか?
学生映画でも、ビッグプロジェクトでも、みんな同じ作品には違いないし、自分を必要としてくれる人や、表面的じゃない部分を大切にしていきたいです。そして映画で旅をしたいですね。中東や未開の地など、ニュースで流れることしか知らない土地にも行きたいです。そして自分が感じたことを、日本で作品を通して伝えていけたら、すごく理想的だと思います。
取材・文:村田由美子 写真:秋山泰彦
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