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キティちゃんどこ?『レディ・プレイヤー1』のワクワク感に本田翼もハマる

 女優・モデルの本田翼さんが、名匠スティーヴン・スピルバーグ監督のアドベンチャー大作『レディ・プレイヤー1』を一足先に鑑賞。熱狂的な漫画・ゲームファンでもある本田さんが、人気キャラクターが奇跡の共演をはたす、おもちゃ箱のようなバーチャルリアリティ(VR)世界に見いだしたものとは?(編集部・入倉功一/写真・高野広美)

もうちょっとでつかめる世界がそこに!

 『レディ・プレイヤー1』の舞台は、なりたい自分の姿(アバター)になって理想の人生をすごせる夢のVR空間「オアシス」。その世界を観客も共に体感できるアドベンチャー大作です。「普段から、オンラインゲームを自分のアバターでプレイしているので、映画にもすんなり入れました」という本田さんは、「私はまだ持っていないけど、VRのゲームも身近になってきましたよね。だから、『あともうちょっとでつかめる世界がそこにある!』ってワクワクしました」と目を輝かせます。

とにかく人気キャラがいっぱい! 何度でも観て確かめたい?

 思い思いのアバターになれるオアシスには、映画・漫画・アニメ・ゲームの人気キャラが大集合。ガンダム、バットマン、アイアン・ジャイアントといった有名キャラの共演に本田さんは、「絶対にないと思っていたキャラ同士の戦いとか、ありえないコラボレーションの実現に感動しました」と語る一方で、「自分が知らないキャラもいっぱい出てくるんですけど、観た後で調べてみて、これかー! てなるのも楽しかったです。実はキティちゃんも出ていたって観た後に聞いたんですけど、ぜんぜん気がつかなくて。隠し要素がすごく多いから、もう1回観て確かめたい! こうやって観た後もみんなでわいわい楽しめる映画っていいですよね」と本作の魅力を語ります。

顔も本名も知らないネット友達との友情!

ゲーム好きでも知られる本田さん。VR空間にもすんなり入り込めたようです。

 本作の主人公ウェイドは、オアシス創設者のジェームズ・ハリデーが広大なVR空間にヒントを隠した、56兆円にのぼる遺産争奪の謎解きに青春をささげる17歳。現実ではちょっとさえない男子だけど、オアシスの世界では“パーシヴァル”を名乗るプレイヤーとして大活躍! 顔も本名も知らないネット友達のショウ、 エイチ、ダイトウと一緒に、遺産のありかを示す“3つの鍵”をめぐる謎解きに挑みます。

 「私にも、オンラインゲーム内だけの友達がいたことがあります。本当の名前も知らないし、実際に会ったこともないけれど、すごく仲が良かったんです。だから、ウェイドたちの友情もごく自然に受け入れられました」という本田さん。「みんなで協力して謎解きに挑む姿がすごく楽しそうで。謎解きゲームが大好きだから、私もやりたい! って思いながら観ていました。ああして、みんなで何かをしている時間そのものが、本当に大事だったりしますよね。友達と集まってゲームをしていた、子供のころに帰れたなって思います」。

オンラインの出会いはアリ!

ヒロインのアルテミスことサマンサと、パーシヴァルことウェイド。2人の恋も気になる!

 友情だけでなく、ウェイドがオアシスで出会ったヒロイン“アルテミス”に抱く恋心も気になるところ。顔も性別もわからない相手とのオンラインを通じた出会いに「ぜんぜんアリだと思います」という本田さんは「今だって、オンラインゲームの世界で出会って結婚したっていう人もけっこういますし、むしろウェイドはすごく純粋ですよね。相手はアバターだから、女の子じゃない可能性だってありますけど(笑)。それだけ、彼女自身に惹かれているってことですから」。

 「実は、予告編を観た段階では、『これは何をする映画なんだろう?』って思ったんです。最後は、主人公がヒーローになって、悪を倒す物語なのかなって。でも、その後で実際の映画を観たら、たくさんのオマージュやパロディーが詰め込まれているのと同時に、友情や愛について真剣に向き合った、すごく考えさせられる内容になっていて。そういう映画だとは思ってなかったので、観る前と後では、ガラリと印象が変わりました」。

何かに熱中して一生懸命学ぶのはすごく素敵なこと

「好きなものをちゃんと持っていてよかった!」映画を観てあらためて実感した様子の本田さん

 ウェイドたちが挑む謎解きには、ハリデーが隠した鍵を探るため、彼が愛した1980年代のポップカルチャーを理解すること、つまりオタクであることが求められます。自身もオタクな一面を持つ本田さんは「ある程度の線引きは必要かもしれませんが、どんなことでも、何かに熱中して一生懸命学ぶのは、すごく素敵なことですよね」と語ります。

 「わたしが高校生くらいのころは、オタクという言葉がまだネガティブに捉えられがちな単語でもありました。それでも私は、漫画やゲームが好きだっていう自分の正直な気持ちを突き通してきた。そして今、ゲーム好きが高じて、お仕事につながったりもして、好きなものをちゃんと持っていてよかったー! って思うんです。だから、この映画を観ていると、そのころの自分が報われている気がしますね(笑)」。

現実ではちょっとさえない日々を送るウェイドが、オアシスではデロリアンの乗って大活躍!

 ちなみに『レディ・プレイヤー1』が描くのは、27年後の2045年。本田さんは、「リアルな数字でいえば、そのころは50代になってるので。素敵に年齢を重ねられていたらいいですね」と将来の自分に思いをはせつつ「でも、オアシスが作られていたら絶対に行ってると思います。大好きな『ドラゴンクエスト』のロトの勇者のアバターで冒険をしてみたいですね。何歳になっても現役ゲーマーでいたいですから!」と力強く語りました。

『レディ・プレイヤー1』予告編

映画『レディ・プレイヤー1』は4月20日より全国公開
オフィシャルサイト
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