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これで見納めなのか!『ミッション:インポッシブル』ファイナルの前に知っておきたいお約束

 1996年の第1作公開から約30年。数々の「不可能」を乗り越えてきた『ミッション:インポッシブル』シリーズが、ついに“ファイナル”の名を冠して帰ってきた! いよいよ5月23日に公開を迎える映画ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング(5月17日~22日先行上映)を前に、誰もが一度は見たであろう、伝説的シリーズの“お約束”を振り返ってみた!

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『ミッション:インポッシブル』といえばコレ!

1作目のイーサン、若い!

 トム・クルーズ演じるスパイ組織IMFの凄腕エージェント、イーサン・ハントの大活躍を描いてきた『ミッション:インポッシブル』。映画が始まった瞬間から、観客はハラハラドキドキが連続するミッションの真っ只中。冒頭から、観る者をスパイの世界に巻き込むお約束が満載だ

 「このメッセージは5秒後に消滅する」……もはや伝統芸となったシリーズの“お約束”といえば、ミッションの発令シーン。シリーズ1作目は、飛行機の機内ビデオテープだった。キャビンアテンダントと指令を受けるイーサンの上司フェルプスとの「ウクライナの映画など?」「選んでくれ」というやり取りでテープが再生される場面は、今見てもゾクゾクする。

 その後も、サングラス、インスタントカメラ、公衆電話(隠しディスプレイ付き)、レコード店の試聴室など、バラエティ豊かな伝達方法を生み出してきた『ミッション:インポッシブル』。果たして“ファイナル”にもミッション発令シーンが登場するのか? アッと驚く仕掛けを期待したいところだ。

ミッションの伝達方法もどんどん進化していった『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』

 さらに重要な“お約束”といえば、ミッション開始を告げる導火線のオープニング。燃え上がる火花と共におなじみのテーマが流れるオープニングの高揚感は格別。M:I-2ではカッコよすぎるロッククライミングから。M:i:IIIでは敵に捕まった大ピンチ状態から幕開け。

 さらに『ゴースト・プロトコル』では、ロシアの刑務所における大乱闘から脱出したイサーンの「点火しろ」のセリフで着火! 『ローグ・ネイション』は、地上約1,524メートルを飛ぶ輸送機に生身でしがみつき、さらに空へと舞い上がる限界スタントで開始。導火線に火がつくまでの時間もクライマックスで埋め尽くし、これから始まるのではなく、すでにミッションは始まっていた! と気づかせるこの構成がファンの心を掴んで離さない。果たして『ファイナル・レコニング』では、どんな想像を超える展開で導火線に火がつくのか。その瞬間が見逃せない。

 そして、忘れてはならない劇中のお約束が変装シーン。ここぞという場面で、イーサンがマスクをベリベリ! と剥がすシーンは、シリーズの代名詞のひとつだ。その場でスキャンした人物のマスクを作ったり、シール状のボイスチェンジャーで声を変えたりと、こちらも技術が進化。また、敵がイーサンに変装したり、マスクなしで変装したり、チームメイトが変装したりとバリエーションも豊かで、もはや変装=『ミッション:インポッシブル』と言っても過言ではない重要な要素。来るとわかっていながら、観る側もまんまと騙されてしまうのがお約束で、“ファイナル”でもここぞ! という場面で登場してほしい。

印象的なスパイグッズとその進化にも注目!『『M:i:III』

 もちろん、心躍るスパイグッズもシリーズの醍醐味。赤と緑を混ぜて爆発するガム爆弾(1作目)や、吸着型の小型爆弾(3作目)。カメラ付きのメガネ(1作目)はコンタクトレンズ型(4作目)へ進化し、壁のぼり用の吸盤(1作目)は接着グローブ(4作目)に。技術の進歩とともに、こちらも進化を遂げてきた。『ファイナル・レコニング』に登場する最新ギアにも注目したい。

『ミッション』を彩るパートナーたち!

頼れる仲間! ブラントとルーサー『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』

 仲間たちのチーム戦もシリーズのお約束。シリーズ皆勤賞の伝説的ハッカーのルーサーヴィング・レイムス)、エンジニアから現場エージェントとなったベンジーサイモン・ペッグ)は、イーサンにとって欠かせない相棒だ。マーベル映画でもおなじみのジェレミー・レナー演じるブラントも頼れるメンバーだが、『ローグ・ネイション』以降は顔を見せておらず、再登場に期待したいところ。

なんと前作にはキットリッジが登場! 意外な復活があるかも?

 前作『デッドレコニング PART ONE』には、1作目に登場したCIAエージェント、キットリッジヘンリー・ツェーニー)がまさかの再登場。重要キャラとして復帰を果たしており、ブラントの活躍が見られる可能性も高いのでは。

イーサンとは付かず離れず。まさに運命の女性だったイルサ

 そして、イーサンの仲間のなかでも特に重要な存在といえば、彼に並ぶスキルを誇るエージェント、イルサ・ファウストレベッカ・ファーガソン)だろう。『ローグ・ネイション』から登場した彼女は、敵対と協力を経てイーサンと深い絆で結ばれたが、前作で最強の敵ガブリエルとの戦いによって死亡。“ファイナル”は、大切な女性を奪われたイーサンの弔い合戦でもあるのだ。

実力もイーサン並だった

 さらに、『デッドレコニング PART ONE』から引き続き登場する女性たちにも注目。IMFに加入する女泥棒グレース(ヘイリー・アトウェル)をはじめ、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのポム・クレメンティエフが演じた暗殺者パリスヴァネッサ・カービーが演じる闇の武器商人ホワイト・ウィドウ。それぞれがどんな形で“ファイナル”に関わってくるのか。

闇の武器商人ホワイト・ウィドウと前作で激闘を繰り広げた暗殺者パリス

 再登場といえば、イーサンが達成してきた過去のミッションも無視できない。『ファイナル・レコニング』の予告編には、『M:i:III』において、冷酷な武器商人オーウェン・デイヴィアンフィリップ・シーモア・ホフマン)の依頼でイーサンが奪取した“ラビットフット”のようなものが映りこんでいる(!)。当時は謎だったその中身がついに明かされるのか? どうやら、イーサンの過去が重要な要素となりそうな本作。5・6作目で暗躍したソロモン・レーンショーン・ハリス)など、過去の悪役が、イーサンの前にふたたび現れるのか? “インポッシブルな再会”にも期待が高まる。

このナイフはあの時の! インポッシブルな再会に期待!『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』

こんな無茶をしてきた!不可能ミッションの数々

 そして『ミッション:インポッシブル』といえば、タイトルの通り、無理でしょ! と言わずにいられない“不可能”なミッションの数々。イーサンのチームが命懸けで遂行してきた主なミッションを振り返ってみよう。

CIA本部に潜入(『ミッション:インポッシブル』/1996)
シリーズの原点にして、今なお語り継がれる名シーンが生まれたミッション。CIA工作員のリスト「NOC」を奪うため、センサーが張り巡らされたデータ室に天井からワイヤーで潜入。音も出せない、汗一滴も床に落とせない、究極の状況で見事にミッションをやり遂げた。

ちなみに、この場面でイーサンたちに薬を盛られてトイレに閉じこもっていたメガネのCIA職員ウィリアム・ダンロー(ロルフ・サクソン)は、『ファイナル・レコニング』で再登場する予定。30年ぶりのシリーズ復帰も見逃せない。

世界一高いビルをのぼる(『ゴースト・プロトコル』/2011)
外からサーバールームに侵入するため、ドバイにそびえる世界一の高層ビル「ブルジュ・ハリファ」の外壁を特殊グローブ(しかも片腕だけで!)よじ登るという超無謀な任務。高所恐怖症の人にはIMAXで鑑賞することはおススメできない名シーン。

核兵器の同時解除(『フォールアウト』/2018)
2つの核兵器を同時に解除しなければ、世界人口の三分の一を満たす水資源が汚染される……。それを数分のうちに、仲間たちと連携しながらこなすというクライマックス。イーサンはヘリで、イルサたちは地上で強敵と戦い、さらに爆弾解除も同時進行する。裏切り、騙し合い、殴り合い、空中戦に爆弾解除と、まさにスパイ映画の面白みを全てぶち込んだような総力戦だった。

高速列車でのミッション(『デッドレコニング PART ONE』/2023)
高速で走る列車を舞台に、世界を危機に陥れる謎の存在「エンティティ」に到達する唯一の手掛かりとなる“カギ”を奪い合う限界ミッション。絶壁からの大ジャンプで列車に突入し、走る列車の屋根で強敵ガブリエルとバトル。さらには断崖に落下する列車内からの脱出と、文字通り崖っぷちのサバイバルが連続する。

 イーサン・ハントと仲間たちが挑んできた任務は、どれも「不可能」なものばかり。それでも彼らは諦めず、絶対にミッションを成功させてきた。『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』で彼らが対峙する“エンティティ”は、世界中の情報を自在に操り、イーサンの行動を予想してしまう、実態のない“見えざる脅威”。果たして、人類の命運を左右するミッションはイーサンの最終任務になってしまうのか?

トム・クルーズ来日ミッション伝説!

トム自身も不可能を可能にする男だった!

 そして『ミッション:インポッシブル』といえば、トム・クルーズの“来日ミッション”も忘れられない。大の親日家で知られ、最新作が公開されるたびに驚異のスケジュールでイベントをこなし、憧れの“ハリウッドスター”の輝きをファンに届けてきたトム。そのトムの超人ぶりを垣間見たエピソードがある。『ゴースト・プロトコル』の撮影中だったにもかかわらず、その合間を縫って別作品のプロモーションで来日したことがある。日本の滞在時間がわずか14時間というほぼ日帰り状態の日程の中で、マスコミ対応やファンサービスをこなし、しかもちゃんと筋トレも1時間こなすという常人にはとてもマネできないスケジュールをこなしたのだ。

 『M:i:III』の公開時には、お台場にジェットボートで乗りつけ、和太鼓パフォーマンスに飛び入り参加し、見事なバチ捌きを披露。東日本大震災が起きた2011年には、来日を自粛するハリウッドスターが相次ぐなか、「日本に勇気を与えたい」と来日。当時世界で最も高いタワーとしてギネス記録に認定された東京スカイツリーに潜入した。

 また日本では、一般社団法人 日本記念日協会が、10月6日を「トムの日」として正式認定しており、『ゴースト・プロトコル』公開時には、この日に合わせて日本全国の5大都市の街頭ビジョンをジャックしたこともあった。

 そしてプレミアイベントでは、暑くても寒くても、大雨でも関係なく、いつものスマイルを絶やすことなくファンのサインや握手に応じるトム。イベントの時間が大幅に超過するのもいとわず、一人でも多くのファンと触れ合うことで知られている。『M:I-2』で来日したときは、東京の渋滞に巻き込まれて思わぬ大遅刻をしたことも。そんなときでも、自分の責任ではないにもかかわらず、真摯に謝罪する姿が印象的だった。

 人々の好みが多様化するなかでも、誰もが知る“ハリウッドスター”として輝き続けるトムは、まさに「不可能を可能にする男」そのもの。今回の『ファイナル・レコニング』では、ワールドツアー最初の地に最初の地に日本を指名し、再び元気を届けてくれた! 今回は、最後になるかもしれない“ファイナル”を冠したシリーズの集大成。果たしてイーサンの戦いは、これが最後になるのか? ぜひ劇場で、その瞬間を見届けてほしい。

映画『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』は5月23日より全国公開(5月17日~22日まで先行上映)
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『ミッション:インポッシブル 1-6』
デジタル配信中/Blu-ray & DVD発売中   発売・販売:NBCユニバーサル

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