映画『死霊館 最後の儀式』公開!『死霊館』ユニバースを振り返る!【まとめ】

映画『死霊館』シリーズのフィナーレを飾る『死霊館 最後の儀式』がいよいよ10月17日より日本公開。『ソウ』シリーズのジェームズ・ワン監督が舵をとり、超常現象研究家のウォーレン夫妻(パトリック・ウィルソン、ヴェラ・ファーミガ)が遭遇した怪奇事件とそのルーツに迫る一大ユニバース作品を公開順に振り返る。
『死霊館』(2013)
記念すべきシリーズの幕開け。不可解な怪現象に悩まされる一家の相談を受けたウォーレン夫妻が、調査に赴いた館で壮絶な恐怖を味わう。
1971年アメリカ・ロードアイランド州、両親と5人の娘たちが古びた一軒家に引っ越してくる。しかし、毎朝母親の体にあざができ、一定の時間に止まる時計など不気味な怪現象が次々と発生し、娘たちに危害が及んだことから、一家は心霊研究家のウォーレン夫妻に解決してほしいと依頼する。夫妻が現地を調査すると恐るべき歴史が明らかになり、夫妻は館に巣食う邪悪な存在に立ち向かうが……。
『アナベル 死霊館の人形』(2014)
『死霊館』に登場した、呪いの人形アナベルの恐怖を描くスピンオフ。アナベルを手に入れた夫婦が遭遇する恐怖を描く。ジェームズ・ワンは製作にまわり、撮影を担当したジョン・R・レオネッティが監督。ワンが誰かにメガホンを託してプロデュースする“死霊館ユニバース”のベースを作った作品ともいえそう。
出産が近いミアは、真っ白なウエディングドレスを着た美しいビンテージ人形を夫のジョンからプレゼントされる。ある夜、二人はカルト集団の男女の襲撃を受け辛くも命は取り留めるが、人形に恐ろしい呪いがかけられてしまう。 やがて、待望の子供が生まれ二人は新生活をスタートさせるが、人形をめぐり次々と不可解な現象が起こり……。
『死霊館 エンフィールド事件』(2016)
『死霊館』シリーズ2作目にあたる続編のテーマは、史上最長のポルターガイスト現象とされる「エンフィールド事件」。説明のつかない怪現象に悩まされる一家を救うため、ウォーレン夫妻が調査に乗り出す。さらなるスピンオフにつながる悪魔のシスター“ヴァラク”も登場。
1977年、イギリス・ロンドン北部に位置するエンフィールドで、4人の子供とシングルマザーの家族は、正体不明の音やひとりでに動く家具が襲ってくるなど説明のつかない数々の現象に悩まされていた。助けを求められた心霊研究家のウォーレン夫妻は、一家を苦しめる恐怖の元凶を探るため彼らの家に向かう。幾多の事件を解決に導いた夫妻ですら、その家の邪悪な闇に危機感を抱き……。
『アナベル 死霊人形の誕生』(2017)
まさかのアナベルスピンオフ第2弾。シスターと少女たちを襲う恐怖と共に、アナベル誕生の経緯が明らかになる。監督は後にDCヒーロー映画『シャザム!』を手掛けるデヴィッド・F・サンドバーグ。
まだ幼かった娘を亡くした人形職人とその妻が暮らす屋敷に、児童養護施設を閉鎖されて行き場を失ったシスターと6人の少女が住むことになる。新たな住まいと生活に期待を募らせる彼女たちだったが、人形職人が作った人形アナベルによる怪現象に襲われる。それは、次第にエスカレートしていき……。
『死霊館のシスター』(2018)
シリーズにチラ見えしていた悪魔のシスター・ヴァラクのスピンオフにして、『死霊館』シリーズにつながる恐怖の始まりを描く。主人公のシスター・アイリーンを演じるのは、ロレイン・ウォーレンを演じるヴェラ・ファーミガの妹、タイッサ・ファーミガ。監督はコリン・ハーディ。
1952年、ルーマニアの修道院で一人のシスターが不審な死を遂げる。教会は、この事件の調査のためにバーク神父(デミアン・ビチル)と見習いシスターのアイリーン(タイッサ・ファーミガ)を修道院に派遣する。二人は調査を進めていくうちに、修道院の恐るべき秘密にたどり着く。
『アナベル 死霊博物館』(2019)
もはや貫禄が漂うスピンオフシリーズの第3弾。ウォーレン夫妻の家で保管されていたアナベルの封印が解かれ、娘のジュディが狙われることに。夫妻の登場もあって、ほぼ『死霊館』のような趣の一本。監督は『アナベル』シリーズの脚本を担当してきたゲイリー・ドーベルマン。
ウォーレン夫妻は、呪われた品々を自宅の地下にある保管室で厳重に保管していた。しかし一晩留守にする間、娘のジュディの面倒を見るため家にやってきた少女が保管室に入り、呪いの人形アナベルを外に出してしまう。そして封印を解かれたアナベルの力によって、展示物に死霊がとりつく。
『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』(2021)
『死霊館』シリーズ第3弾は、ウォーレン夫妻が、悪魔に取り憑かれて人を殺したと主張する青年の調査に乗り出す。夫妻を狙う脅威も描かれるスリリングな一本。監督は中南米に伝わる怪談を映画化し『死霊館』とのつながりも描かれた『ラ・ヨローナ ~泣く女~』のマイケル・チャベス。
1981年、アーニー・ジョンソン(ルアイリ・オコナー)は家主を惨殺し、裁判で無罪を主張する。その理由は、悪魔にとりつかれていたからというものだった。アーニーを凶行に走らせたという悪魔の存在を証明するため、心霊研究家のエド、ロレイン・ウォーレン夫妻が調査を開始。警察の協力を得て調査を進めていくうち、夫妻はすさまじく邪悪な“何か”に追い詰められていく。
『死霊館のシスター 呪いの秘密』(2023)
シスター・ヴァラクの誕生を描いた『死霊館のシスター』の続編。前作に続いてタイッサ・ファーミガ演じるシスター・アイリーンも登場。マイケル・チャベス監督が三度目のユニバース作品登板で恐怖の根源を描く。
1956年、フランスで神父殺害事件が起きたことをきっかけに、世界に悪がはびこるようになり、特殊な能力を持つシスター・アイリーンは教会の要請を受けて事件の調査を開始する。自らの命を危険にさらしながらも、祈りをささげ続ける彼女は、ついに悪の元凶であるシスター・ヴァラクと相対する。
『死霊館 最後の儀式』(2025)
映画『死霊館』シリーズ完結編で描かれるのは、夫妻にとって最後の調査となった事件。1986年のアメリカ・ペンシルベニアで起きた事件を基に、二人の娘ジュディを狙う存在との対決を描く。
キャスト・あらすじはコチラ>>
1986年、アメリカ・ペンシルベニアで謎の超常現象が相次ぎ、心霊研究家のエド、ロレイン・ウォーレン夫妻が調査のためにその家を訪ねる。やがて邪悪な悪魔は夫妻の娘で結婚を控えたジュディ(ミア・トムリンソン)に狙いを定め、彼女の将来、そして家族を引き裂こうとする。これまでさまざまな悪霊や悪魔に挑んできた夫妻は、娘を救うためにかつてない脅威に立ち向かう。


