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菅田将暉、初の主演男優賞受賞に「外から何を言われようがブレずにやっていきたい」

映画賞で初の主演男優賞に輝いた菅田将暉
映画賞で初の主演男優賞に輝いた菅田将暉

 俳優の菅田将暉が13日、都内で行われた「第26回日本映画プロフェッショナル大賞」授賞式に出席した。これまで多くの映画賞を獲得している菅田だが「プロフェッショナルという名のつく場所で、初めての主演男優賞をいただけたということは自分にとって別格に重いこと」とかみしめるように語っていた。授賞式には上白石萌音間宮夕貴真利子哲也監督、森達也監督らも登壇した。

【写真】菅田将暉、上白石萌音ら登壇!第26回日本映画プロフェッショナル大賞授賞式

 菅田は『セトウツミ』『溺れるナイフ』という2作品での受賞となったが「主演として真ん中で、お客さんの前に立てることはありがたい。しかも賞をいただけるなんて想像していなかったので驚いています」と胸の内を明かすと、「『溺れるナイフ』では金髪でカリスマ的、『セトウツミ』では黒髪で平凡と、好対照な高校生役で受賞できたことはうれしい。地道に、必死にワンカットワンカットやったことが評価されてありがたいです」と感謝を述べる。

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 主演男優賞のプレゼンターとして登壇した『セトウツミ』の大森立嗣監督は「とにかく勘がいい。現場での修正能力もあり、主演にふさわしい」と菅田を絶賛すると「先のことはわかりませんが、一日一日お芝居をすることは変わらない。外から何を言われようが、俳優部としてブレずにやっていきたいです」と今後の抱負を表した。

 また、新進女優賞を受賞した上白石は、『溺れるナイフ』『ちはやふる』が評価されての受賞。『ちはやふる』で監督を務めたプレゼンターの小泉徳宏は「オーディションに制服姿でやってきたとき『出会ってしまった』と感じました。上白石さんもきっと活躍されるとは思っていましたが、まさか国民的美声でここまで跳ねるとは……」と映画『君の名は。』で披露した声の演技と歌声を称賛すると、上白石は「わたしには大きすぎる言葉です」と恐縮しつつも「新進という言葉に恥じぬよう、誠実にお芝居に向き合っていきたいです」と力強く語っていた。(磯部正和)

第26回 日本映画プロフェッショナル大賞は以下の通り

<個人賞>
作品賞:『ディストラクション・ベイビーズ』(真利子哲也監督)
主演女優賞:黒木華(『リップヴァンウィンクルの花嫁』)
主演男優賞:菅田将暉(『セトウツミ』『溺れるナイフ』)
監督賞:森達也(『FAKE』)
新人監督賞:小路紘史(『ケンとカズ』)
新進女優賞:上白石萌音(『溺れるナイフ』『ちはやふる -上の句-』『ちはやふる -下の句-』)
新進女優賞:間宮夕貴(『風に濡れた女』)
特別賞:佐野和宏(『バット・オンリー・ラヴ』)
特別功労賞:故・荒戸源次郎(長年の功労に対して)

<ベストテン>
第1位:『ディストラクション・ベイビーズ』
第2位:『淵に立つ
第3位:『リップヴァンウィンクルの花嫁』
第4位:『SHARING
第5位:『FAKE』
第6位:『オーバー・フェンス
第7位:『ヒメアノ~ル
第8位:『永い言い訳
第9位:『団地
第10位:『セトウツミ』

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