シネマトゥデイ

シネマトゥデイ

ホカホカ感が宿る、人間味にあふれた秀作

  • めぐり逢わせのお弁当
    ★★★★★

    ミュージカルもアクションもないインド映画なんて…と思われるかもしれないが、本作に過剰なサービスは不要。監督が影響を受けたことを認めているとおり、インドの巨匠サダジッド・レイの人間ドラマに近い。

     弁当の誤配から始まる、若い人妻と引退間近の初老男の交流。彼らの手紙をとおしてのやりとりを、じつにきめ細かく描いてみせるのが本作の秀逸な点。思いやりを積み重ねることで築かれる人と人との交流の温かさは、弁当のホカホカホ感と相まってシミてくる。

     語り口はあくまでリアルで、テーマを押しつけてくるような威圧感はない。淡々としているぶん、エンディングは深い余韻を残す。大人の観客にぜひ見て欲しい。

⇒映画短評の見方

相馬 学

相馬 学

略歴: アクションとスリラーが大好物のフリーライター。『DVD&ブルーレイでーた』『SCREEN』『Audition』『SPA!』等の雑誌や、ネット媒体、劇場パンフレット等でお仕事中。

近況: 『スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け』他の劇場パンフレットに寄稿。趣味でやっているクラブイベントDJの方も忙しくなってきました。

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