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50年の時を経て明かされる真実に胸が痛む

2021年12月29日 なかざわひでゆき 世界で一番美しい少年 ★★★★★ ★★★★★

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世界で一番美しい少年

 『ベニスに死す』で一躍世界的な美少年スターとなったビョルン・アンドレセン。あの作品が彼にとって大変な重荷となったこと、中でも見知らぬ他人から容姿の美しさだけでジャッジされ、大人から性的な欲望の視線を向けられた経験が深いトラウマになったことは、何年も前に海外の英文記事で読んで少なからず驚かされたが、これはそこを含めた彼の複雑な半生を本人への密着取材で紐解いていくドキュメンタリー。未成年の性的対象化やルッキズムの孕む危険性は、主に女児のケースで語られることが多いため、そういう意味でも本作は重要な問題提起となるだろう。それにしても時代が時代とはいえ、ヴィスコンティのあの発言は本当に酷い。

なかざわひでゆき

なかざわひでゆき

略歴:日本大学芸術学部映画学科卒、同学部大学院卒。映画・海外ドラマのライターとしてキャリア30年。TVガイド誌やオンライン情報サイトなどを中心に幅広く執筆活動中。雑誌「スカパー!TVガイドBS+CS」(東京ニュース通信社刊)で15年続くコラム“映画女優LOVE”をはじめ各テレビガイド誌で特集記事やコラムを執筆。著書は「ホラー映画クロニクル」(扶桑社刊)、「アメリカンTVドラマ50年」(共同通信社刊)など。海外取材経験も多数。旧ソ連のモスクワ育ち。

近況:最近は今さらながらK-POPのボーイズバンドにドハマり中。一番の御贔屓はMCNDですが、NCTやTREASUREも大好き。もちろんBLACK PINKとかITZYとかEVERGLOWとかガールズにも夢中です。

サイト: http://eiga3mai.exblog.jp/

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