本家ユニヴァーサルの沽券を汚さぬ出来。

2014年10月31日 ミルクマン斉藤 ドラキュラZERO ★★★★★ ★★★★★

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ドラキュラZERO

ヴラド公の史実と吸血鬼伝説を巧く融合した、案外マトモな伝奇歴史映画。近ごろ流行する新釈モノとは一線を画する品のある出来だ。「蝙蝠の集合体に姿を変えられる」ということだけに特殊能力をほぼ限定し、やたら派手なだけのイフェクトを排したのも節度が感じられるし、突き立てられた剣の映りこみとして戦場の悪魔的惨劇を描いたりするヴィジュアルにもセンスがある。まあ、ヴラドばかりが闘いすぎるなど展開の妙にはやや欠けるが…。ただL.エヴァンスの色気は相当のものだし、彼に力を授けるヴァンパイア・マスターの威厳ある演技が魅力的。メイクに隠れているのでラストシーンまで判らなかったが…なんとチャールズ・ダンスじゃん!

ミルクマン斉藤

ミルクマン斉藤

略歴:映画評論家。1963年京都生まれ。デザイン集団「groovisions」の、唯一デザインしないメンバー。現在、京都・東洞院蛸薬師下ルの「三三屋」でほぼ月イチ・トークライヴ「ミルクマン斉藤のすごい映画めんどくさい映画」を開催中。雑誌「テレビブロス」「ミーツ・リージョナル」「キネマ旬報」等で映画コラムを連載中。

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