シネマトゥデイ

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正義の戦いが招く災害を直視し、笑いの配合も絶妙なヒーロー内戦

  •  世界情勢を巧妙に反映させた作劇に唸った。正義の戦いが招く、罪無き人々を巻き込む災害。憎しみの情念が引き起こす、果てしなき復讐の連鎖。鍵を握る過去を1991年に設定したのは、冷戦終了と湾岸戦争勃発という現在のルーツを意識したに違いない。
     ヒーローによる災害や内部抗争といえば、すでに平成ガメラや平成ライダーが挑んできたテーマだが、マーベルはシリアスになりすぎることなく壮絶なアクションにユーモアを織り込む余裕さえみせる。今回笑いを担うのは、アベンジャーズの一員ではないスパイダーマンとアントマンの、意外性ある活躍。ザック・スナイダーによるDCの重厚沈鬱路線は、かなり水をあけられてしまった感がある。

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清水 節

清水 節

略歴: 映画評論家・クリエイティブディレクター●映画.com、シネマトゥデイ、FLIX、ニッポン放送●「PREMIERE」「STARLOG」等で執筆・執筆、「Dramatic!」編集長、海外TVシリーズ「GALACTICA/ギャラクティカ」DVD企画制作●著書に「いつかギラギラする日 角川春樹の映画革命」「新潮新書 スター・ウォーズ学」●WOWOW「ノンフィクションW 撮影監督ハリー三村のヒロシマ」企画・構成・取材で国際エミー賞、ギャラクシー賞、民放連最優秀賞 受賞

近況: ●「ULTRAMAN ARCHIVES」企画構成取材●「シド・ミード展」未来会議ブレーン●ニッポン放送「八木亜希子LOVE&MELODY」

サイト: http://eiga.com/extra/shimizu/

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