ひたすら撃ちまくるタランティーノ風B級バイオレンス

武器密売の取引現場で交渉が決裂。寂れた倉庫を舞台に、ギャングと武器商人とテロリストが入り乱れての銃撃戦が勃発する。アクの強いイカレたキャラの群像劇といい、捻りの効いたセリフの数々といい、いかにも痛そうな暴力描写といい、誰が見たってタランティーノからの影響大なB級バイオレンス映画だ。
上映時間は90分とだいぶコンパクトだが、その大半がひたすら拳銃の撃ち合い。さすがに中だるみは否めないだろう。しかも、みんな死にそうでなかなか死なないし(笑)。
紅一点のブリー・ラーソンは役得。あと、あっという間に退場する殺し屋にパトリック・バーギン。90年代の超売れっ子ぶりは何だったんだろうと今更ながら思う。