シネマトゥデイ

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三部作が完結した後に見えてくる光景がある

  • メイズ・ランナー:最期の迷宮
    ★★★★★

     なるほどこう来たか。前作でこの世界の構造は明らかになったので、謎が解けた後に物語を牽引する要素は何なのかと思ったら、今度は主人公の信念が試されるのだ。
     そして、三部作としての完結ぶりが見事。見終わって全作を振り返ると、それぞれがまったく異なる世界を見せてくれたことが確認できる。舞台も別々で、第1作は閉ざされた謎の迷宮、第2作は荒れ果てた大地、第3作は先端科学の大都市。そして本作の最後が、さらにその先にあるものを予感させくれる。それと同時に、この物語はシリーズ名の通りで、迷宮は第1作にだけあったのではなく、3作それぞれがタイプの異なる迷宮であったことに気づかせてくれるのだ。

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平沢 薫

平沢 薫

略歴: 映画ライター。視覚に訴えかけるビジュアルの派手な映画がお気に入り。「SCREEN」「キネマ旬報」「SFマガジン」「映画.com」等で執筆。著作に「キングスマン:ゴールデン・サークル」ノベライズ、「グレートウォール」ノベライズ、「X-ファイル 2016」ノベライズ、「フランケンウィーニー」ノベライズ、「「ターミネーター:新起動/ジェニシス ビジュアルガイド」翻訳など。ウェブで映画やTVドラマのニュースを追いかけ中

近況: シリーズ「グラック・ミラー」中の1作、「ブラック・ミラー:バンダースナッチ」@Netflixがスゴイ。ストーリーの展開を視聴者が選択してドラマが展開するインタラクティブ・ドラマなんだけど、形式とモチーフの相乗効果が抜群。主人公がゲーム作者で同じようなゲームを作っていて、見ているこちら側もストーリーの迷路の中を彷徨うことに。

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