シネマトゥデイ

シネマトゥデイ

魔物よりも、怖いのは、やはり人間

  • 来る
    ★★★★★

     “ホラーを作ったという感覚は、あまりない”と中島監督は語るが、それも納得。オカルトの要素を除けば、そこにあるのは人間の悪意という監督お得意のテーマだ。

     妻夫木演じる育児ブロガーのようにハナっからうさん臭いのもいれば、その妻のように一見いい人だがそうでもない人もいる。そんなキャラクターの悪意のあぶり出しがサスペンスフル。法事や結婚式の列席者の心ない声を切り取る、不穏な空気の高まりも巧い。

     鮮血や毛虫などのイメージを効果的に配したショック描写も光るし、魔物が何をターゲットにしているかを考えてみるのも一興だが、それら以上に人間の悪意が恐ろしく思える。イヤーな気持ちになれる逸品。

⇒映画短評の見方

相馬 学

相馬 学

略歴: アクションとスリラーが大好物のフリーライター。『DVD&ブルーレイでーた』『SCREEN』『Audition』『SPA!』等の雑誌や、ネット媒体、劇場パンフレット等でお仕事中。

近況: スターチャンネルの無料放送番組『GO!シアター』に出演中。新作映画について語ります。

» 相馬 学 さんの映画短評をもっと読む

[PR]
おすすめ特集
映画アクセスランキング
  • Loading...
»もっとランキングを見る«
楽天市場
スポンサード リンク