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五穀豊穣の祭りがすべてを救う。

2014年5月16日 ミルクマン斉藤 WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~ ★★★★★ ★★★★★

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WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~

矢口史靖的ビルドゥングス・ロマンに還った本作。ヘラヘラした都会人・染谷将太(不穏な空気を発散することないこの役は彼の新境地)が、ひとりの杣人として林業コミュニティで認められていく過程をツルンと見せる。田舎社会の象徴的存在たる直情径行手バナ男・伊藤英明(「海猿」じゃなく山猿!…ってのは誰もが思いつくコトか)も、その単純明快な肉体性込みで可笑しい。しかしコクのなさ過ぎる笑いやヒネりのない展開にうんざりもするし、『ウォーターボーイズ』『スウィングガールズ』と同じく、クライマックス直前であり得ないアクシデントを設える悪しきクセも相変わらずだ。でもその後の「祭り」には…ちょっと興奮したぞ。

ミルクマン斉藤

ミルクマン斉藤

略歴:映画評論家。1963年京都生まれ。デザイン集団「groovisions」の、唯一デザインしないメンバー。現在、京都・東洞院蛸薬師下ルの「三三屋」でほぼ月イチ・トークライヴ「ミルクマン斉藤のすごい映画めんどくさい映画」を開催中。雑誌「テレビブロス」「ミーツ・リージョナル」「キネマ旬報」等で映画コラムを連載中。

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